http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20111016-OYT1T00307.htm?from=main6
群馬県桐生市境野町の田んぼでピンク色をした雌雄のキリギリスが見つかった。
発見者の同所、農業新井憲一郎さん(66)は「明るい色のキリギリスがいっぱい生まれたら気持ちも晴れる」と話している。
発見したのは今月8日午前10時半頃。自宅脇の田でコンバインを運転しながら稲刈りをしていると、鮮やかな色をした虫が目の前をよぎった。近寄ると、ピンク色をしたキリギリスの一種「クビキリギス」だった。体長は6センチで、30分後、同じ大きさのもう1匹を見つけた。
ぐんま昆虫の森(桐生市新里町鶴ヶ谷)の金杉隆雄・昆虫専門員によると、クビキリギスはバッタ目キリギリス科で、通常は緑や茶色をしているが、約1%がピンク色をしているという。
新井さんは2009年から毎年、稲刈り中にピンク色のキリギリスを発見しており、金杉専門員は「近くにピンク色の形質を持った集団がいるのではないか」と推測している。(2011年10月16日15時38分 読売新聞)