運動とダイエットが基礎代謝および骨におよぼす影響に関する臨床的ならびに基礎的研究 | 勇者親分(負けず嫌いの欲しがり屋)

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http://kaken.nii.ac.jp/ja/p/07680152

より

今年度は、摂食態度調査表(EAT-26)および記述式アンケ-トを用いて、中国女子選手(881名)における摂食障害様の食態度・食行動異常(Disordered eating patterns:DEP)と月経異常の発生頻度を一般女性(173名)と比較検討した。種目特性から、選手は6つの系[技術系、持久系I(痩身かパフォ-マンス向上に重要である種目)、持久系II(痩身がパフォ-マンス向上に重要でない種目)、エステティック系、球技系およびパワ-系]に分けられた。EAT-26で評価されたDEPの発生率は、すべての系(技術系1.5%、持久系13.3%、持久系II1.6%、エステティック系3.0%、球技系3.0%、パワ-系0.9%)で低く、一般女性(0.7%)と有意差がなかった。無月経の選手は持久系1、持久系II、エステティック系および球技系ではみられず、技術系とパワ-系でもそれぞれ0.5%と0.4%と極めて低い発生率であった。これらの値は一般女性での発生率の値(0.7%)と有意差がなかった。このような中国選手での低いDEP発生率は、中国では社会文化的および社会経済的側面からの痩身へのプレッシャ-が低いことや、競技力向上のために減量が強く強調されないことに起因すると考えられた。また、中国選手で無月経の発生率が低いことに、DEPの発生率が低い(適切なエネルギ-補給)ことが一部関連することが示唆された。また、雌ラットを用いて、「持久性運動および食事制限が基礎代謝ならびに骨代謝におよぼす影響」について検討した結果、自発走運動に70%の食事制限を加えると、運動による血清脂質の低下作用が消失し、エストラジオ-ル濃度は上昇することがわかった。今後、基礎代謝ならびに骨代謝に関する検討を重ねる予定である。


最近は中国でも増えているって何かに書いてありましたが、日本より少ない理由???