258日目 「二十四の瞳」 | USKの旅日記

USKの旅日記

26歳からの青春の記憶


2014.7.20
小豆島町(香川)



マルキン醤油記念館

ここらには路地を入ると他にもたくさん蔵元があって楽しい。

赤穂から伝わった製塩技術により、たくさん塩が造られ、それだけではつまらんということで、400年以上前に醤油造りが発展したとな。一帯、大豆の香ばしい香りが充満。




入館料を払うと、プレゼントという体でマルキン醤油の小瓶くれた。

醤油造りの工程で、麹をつくったり、熟成さすのは時間がかかるのね。昔は今と違って、もろみを絞る圧搾にしても、発酵さすための温度調整も人力でやってたのよね。今じゃほとんど機械だ。



なかなか旨い。このくらい盛ってくれると嬉しいね(^^)




映画『二十四の瞳』の舞台となった岬の分教場へ。せっかくなので映画村との共通券を買う。

明治35(1902)年、田浦尋常小として建てられた校舎は明治43(1910)年から苗羽小田浦分校としてつかわれ、明治46(1971)年閉鎖。壷井栄の『二十四の瞳』のモデルとなってから一躍有名に。映画は、学校の休みを利用して撮影されたらしい。





机や椅子はもはや骨董品。いい色だ。










映画村にも、そっくりの分教場が。ここは後のリメイクでつかわれたオープンセットもある。でもそのほとんどが土産屋。ガッカリだぜ。

「ギャラリー松竹座」で映画観れたのは嬉しかった。前に観てからかなり間があいて、うろ覚えだったから新鮮な気持ちで観賞。

高峰秀子扮する大石先生は、戦時下の軍国主義的教育や風潮に戸惑いながらも、母親のような愛情をもって子どもたちに接する。その姿に心打たれた。そして、純粋が故に時代に翻弄され、尚、健気に生きる子どもたちに涙した。実際にこういうことはあったろうと推察する。

そして、今のじじばばはこういう大変な時代を耐え忍んで乗り越え、命を繋げて、日本を復興させた偉人なんだと、そんな風に思った。

とにかくガチで泣いた。



施設内を流れる人口川は、海から引かれ、チヌやタイ、エイなどの大きな海魚が人影に反応して口をパクパクしとる。




















進んでも野営できるとこがなさそうなので、昨晩の公園に戻る。





天気:晴れ
走行距離:20.2km
公園テント泊