しかし毎日暑いですね🥵 このままでは人類、動物は地球に住めなくなってしまうのではないか?と心配になる暑さです💦
 
 もともと高温多湿な日本の夏は、体が重たい、だるい、食欲不振、疲れがとれない、むくみ、といった不調があらわれやすく、中でも湿度の影響を受けやすい人は普段から脾胃(ひい。胃腸のこと)の働きが弱い傾向にあります😢 ですから梅雨時から夏の時期にかけて胃腸の調子がイマイチ良くない人は、体質的に脾胃が弱い可能性が高いです。
 脾胃は「湿」に弱いため、多湿で機能が低下すると食事から必要な栄養素を取り入れられず、エネルギー不足が起こります。エネルギー不足が続くとさらにだるさや疲れが解消されにくくなります。
 
 また東洋医学では、汗と一緒に「気」(全身を巡るエネルギー)も漏れ出てしまうと考えます。そのため汗をかき過ぎることも夏バテの原因となります(^^;) 
 脾胃を守り、汗をかきすぎないように心がけて、元気に夏を過ごしましょう!ではそのための一工夫を挙げてみます。
 
<暑い夏にまず取り入れたい一工夫>
 ①食事に「酸味」「苦味」のあるものを取り入れること。
 酸味、苦味のものは熱を冷ます作用があります。ですから夏の暑気払いには良い食材です。
 まず、酸味は酸っぱい系のものですから、例えばなますなどの酢の物、梅干し、レモンなどを少し。ただし、酸味のものは摂りすぎると胃腸を傷めるので適度に食べましょう🍋
 
 苦味は基本的に苦いものですから、例えばこの季節であれば有名なのはゴーヤー、他にピーマン、キュウリ🥒、緑茶🍵など。ただし、苦味のものは摂りすぎると体を冷やすことにもなるので、冷え症の方は食べ過ぎに注意しましょう!
 
 ②油っこいものは控え、よく噛んで腹八分を心掛ける。
 油が多いものは、胃腸での消化吸収を難しくし、また「湿熱」の元になります。唐揚げやてんぷらは好きな方も多いと思いますが、毎日やたくさん食べるのは控えましょう。
 ③冷たい清涼飲料水を摂り過ぎないようにする。
 冷たいものはまず摂りすぎると胃腸の働きを悪くします。また清涼飲料水は砂糖が多く含まれるため、これまた胃を重くし、かつ体を冷やします。もう少し詳しく言うと、甘みは「緩める」作用があるので緊張を解く作用もあると同時に、動きが鈍くなる作用もあります。加えて腎を緩めて、腎を弱める作用がある為、結果冷えることにもつながります。特に精製された白砂糖は、「白」という色から考えても体を冷やしますので注意が必要です!
 
<「脾胃(胃腸)」を守るための一工夫>
 ①温かく、消化吸収の良いものを摂る
 → 生もの、例えば野菜サラダや刺身などは体を冷やします。焼いたり、煮たり、炒めて火を通すことによって、体を温めやすく、また消化吸収も良くします。生ものは少なめにしましょう!
 ②適切な除湿をして湿度をコントロールする。
 → 湿度過多は汗を出にくくし、熱の「発散」を妨げます。また、先にも述べたように「湿」は胃腸の働きも悪くするので、胃腸不良を感じる時はエアコンなどで少し除湿してみるのも手です。
 ③紫蘇やセロリ、レモンなど香りのある食材を使う
 → 紫蘇やレモン🍋などの香りが爽やかな食材は、気の巡りを良くし、だるい感じや、食欲低下を回復する作用があります。気分が停滞しがちな時や、夏バテ気味の時には意識して取り入れてみましょう!
 
 東洋医学では体調を良くするにはまず生活習慣・生活リズムと食生活を変える、ということに重きを置いてきました。   昔の宮廷でも、食べ物の改善を指導する医者と漢方・鍼灸の医者とでは、前者のほうが重視されていたといいます。それには、一時的に良くなったとしても生活習慣が変わってないと根本から治ってない、また悪くなる可能性がある、という事です。
 ですから、まずそれらの見直しをして、加えて漢方や鍼灸を体調に合わせて取り入れていけば、不調がある場合はより早く改善します。
 身体の不調で気になることがありましたら、気軽にご相談くださいね(^_-)-☆
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