新年あけましておめでとうございます。

皆さん、お正月はいかがお過ごしでしたでしょうか?

僕は近くの神社に初詣に行ったぐらいで、たいして出かけもせず、TVを見たり年賀状を書いたりして、のんびりしてました。ただ、2日は店に出て初仕事の「棚卸」。漢方薬があるのでけっこう手間がかかるんですよね~。ブルーでした(T_T) 

でも休みはあっという間に過ぎるもので、昨日から営業をしております。

今年もよろしくお願いしますm(_ _ )m

 

新年最初は自分への戒めも含めて、「禅語」から。ちなみに禅語とは、お釈迦様の教えのもとに、多くの禅僧たちによって生まれてきた言葉のことです。

 

「喫茶去(きっさこ)」

 私たちが生きている日常というものは、実に淡々とした日々の繰り返しからなっています。ところが多くの人はその日常をつまらないと感じ、つい特別なことや刺激的なことを求めるようになります。もっと楽しいことはないだろうか、こんな生活は退屈だと。

 しかしよく考えてみてください。一年のうちで特別な「ハレの日」は一体何度あるでしょうか。ワクワクと心がおどるような一日。そんな日は一年に何度もあるわけではありません。何より毎日のように「ハレの日」があったとしたら、もうそれは刺激的な日ではなくなってしまいます。家族旅行などでも、1年に1~2度くらい行くから楽しいのであって、毎月のように行っていれば飽きてしまうでしょう。

 特別な日ばかり追い求めるのではなく、淡々とした日常の中に幸福を見つけることが大切なのです。仕事や家事がひと段落した時に、一杯のお茶を飲む。ホッと一息つきながらお茶を飲むことだけに心を集中させてみる。「ああ、おいしい」という言葉が自然と口をついて出る。この瞬間にこそ生きている実感が宿っているのです。

 「つまらないなあ」「何か面白いことはないかなあ」と口癖のように言う人がいます。こういう人は自ら不満を生み出しているようなものです。そうでない人でも、まず自分の足元を見ることが必要です。日々の暮らしの中には、沢山の宝石が散らばっているものです。

 日々の暮らしの中にこそ、真実はあるのです。