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ぽんのあれこれ

徒然なるままに日暮し、スマホに向かいて心に移り行くよしなしごとを書き連ねます。基本的には備忘録。


気になったらお好きにコメントしていただければと思います。

  4月20日


動き出しはもうちょい前でしたが、まぁこれくらいから動いたとしときましょ。去年根が出たと思われる挿し木で、今年二年生。去年は実が着きませんでした。今年はどうかな?楽しみですね。



アルマ(国内版)にも新芽が出ました。


  5月24日


この辺りで実が出そうな雰囲気を感じました。



葉の付け根に見えるニキビみたいなやつですね。イチジクは一果一葉といって一つの葉が一つの実を育てています。実の下にある葉が上の実を育ててるんですね。



この辺りから昼夜暖かくなり、芽も一気に成長



  6月1日


梅雨入り。



一週間もあれば実だなとわかるほどに成長しました。


  6月14日


二週間後、実は2cm弱程のサイズに、数は10個弱が確認できます。


凄い勢いで実が着いている代償として、ビオレソリエスやレディグレイと比べて明らかに木が全然大きくなりません。


鉢植えでは好都合かもしれませんが、木を大きくしたいときは二、三年は摘果する方がいいかもしれませんね。


左端がアルマ、中央がレディグレイ、右端がビオレソリエス

同い年の苗で、実がなったのとはこれくらい枝葉の伸び具合に差があります。逆にアルマ(国内版)はこの背丈でも10個程の実を着けてます。

  6月20日


それから一週間。一番大きかった実は、それほど変わりありません。

しかし、それ以外の実が大きくなってきてます。大きな中央の実の下に見えてる実なんか、わかりやすいですかね。


一番肥大しているものは


人差し指の1.5倍程の大きさに。

  7月5日


他所のおうちにあるイチジクと同じくらいの大きさになってきました。数も14個程確認できます。


  8月6日


とても短い梅雨が終わり、長い夏に突入してます。もうホント暑すぎて、窓のところには寒冷紗をつけました。


ついでにイチジクたちも寒冷紗の影に避難させてます。


そうこうしているうちに、



レディグレイが結実。



今年挿したばかりのシャーアンバーにも結実。今年はアルマ(国内版)の他二種の食べ比べが出来そうな予感。ワクワク。



アルマ(国内版)の実は指二本と少し程度まで大きくなりました。そして小さかった実も同じ程度に大きくなっており、15個の結実を確認。品種特性なのか、育て方なのか、生理落下は一つもありません。


  8月16日


盆を明けた頃、急になんだか大きくなったような?



そろそろ二次肥大が始まって、熟れる頃になるのでしょうか。楽しみですね。特に今年は灼熱の小雨でしたから世話してきた感もひとしおです。


とりあえずここまではどの品種も生理落下も一つもなく、順調そのものですから報われてほしいなぁ…。


  8月21日


見てみると、



結構柔らかくなっており、表面から何かしらの蜜的なものが垂れていたので、蟻に食べられる前に収穫しましょうかね。まだ多分完熟では無いけれども、このくらいの熟度でどうなのか気になる…


ということで収穫。結実からはちょうど3か月。



はじめてのアルマは34gでした。34gとはいえ、それほど小さくは感じませんでしたね。40gに満たなかったのは木が小さいからかな?


熟れてもお尻が割れないのはいいですね。本当にアドリアチックというグループは緑のままなんだなぁと、感動。



割を入れると鮮やかな赤色。これはアルマ(国内版)で間違いなかろう。


緑と赤のコントラストがとても良いです。



左から、アルマ(国内版)、蓬莱柿、バナーネ、ブルンスウィック

味はというと、初なりだし木は小さいしで、あまり甘さは乗りませんでした。可能性は感じるんだけどなぁー。

風味についてはバナーネや蓬莱柿の様な風味とは明確に違いますね。イチジク臭さが無くて、とても新鮮。イチジク臭が苦手な人には良いかもです。一方でよく言われるイチゴ風味というのはよくわからんかったのですが、熟れる前の色が変わりかけた頃のイチゴなんかな…熟れたら変わるのだろうか…。

結構フィシンのイガイガを感じましたが、これはとってすぐ食べたからだと思われます。

木が大きくなればまた全然変わってくると思われるので楽しみではあります。

こうして比べてみると、アルマは生物としてのイチジクとしては失敗というか、お尻が開かないから、イチジクコバチが入り込む余地がなくて、どうやって受粉してもらうつもりなのか、良く判りませんね。バナーネや蓬莱柿はちゃんとイチジクコバチが入れるように空間があったり、開いたりしてます。

別の日。

果皮がしわしわになった完熟果を収穫してみました。31g。


もはや汚ならしいレベル。これは商用には向かないでしょう。となると家庭菜園の特権ですかね。

まぁみてくれはどうでも良いんですよね。要は中身。

割!!


おおー!ルビーレッド!前の鮮やかな赤色もよかったですがより透明感と赤に深みが出て美しい…。


味はというと、これは…ズバリ、干し柿!!ちょっとプチプチする干し柿だ!口に広がる香りまで干し柿。完熟させるともはやイチジクではない!笑

ベリー感というのはきっとイチゴジャムをそのまま食べたときの口の中に広がる熱の加わったイチゴの事なんだろうな…決してフレッシュなイチゴじゃあない。9月22日追記:10個目に食べたものが一番風味がありました。これは美味しかった。なるほど…干し柿からかなりランクアップして爽やかな香りが乗るんだ…もっちりした甘い果肉に相まって、なるほどこれなら美味しい。多少ベリー感というのを感じれた一つでした。

しっかり糖度は上がりましたが、イチジク感が全くなかったのは木の若さゆえかな。面白いですねぇー。イチジクの匂いが苦手な人には良いですね。僕はイチジクの香り大好きなので今のところ評価はロングドゥートのが上。まぁ初なりと比べるなという話ではある。糖度は匹敵するんだけどなぁー。

別の日。29gと27gのもの。1つ目と二つ目のちょうど間くらいの熟度です。ひび割れた所が茶色になってはいるもののまだ黒くはなってない程度のもの。


割。


中身の感じもちょうど中間程度かなぁ。こちらはあまり甘くありませんでした。同じ木なのに違うもんだなぁー。これが初なりの実力かぁ。

別の日。


5個目に今期最大の38gを収穫。おおよそ40gとされてるのでまぁこれくらいが品種の限界なのでしょうね。小さくはないけど全く大きくはない程度。

別の日。
最小となる7個目16gを収穫。これがなんだか縞々しててかわいい。味はやっぱり甘いだけ。イヌビワとかもこんな感じなんだろうか…と想像してみたり。


しばらくして。


今年一番大きくなりそうな実が付いていて、完熟を待とうと思ってたんですが、突然の大雨。帰ってみるとパックリと割れてました。うーん。このまま置いてみても良いけど、明日も雨とか?傷んだら嫌だな…ということで、収穫。53g。これくらい大きくなるなら全然ありですね。味はやっぱり風味がないのは変わらずでした。甘いんですけどね。

1個目34g
2個目31g
3個目29g
4個目27g
5個目38g
6個目24g
7個目16g
8個目53g
9個目29g
10個目30g
11個目30g
12個目26g

  総括


いやぁー春から長かったなぁー。


というのが正直なところ。今年の小雨や鉢の小ささもあって、毎日の水やりが欠かせませんね。


収穫してしまうとこんなもんか感はあるんですが、二年越しの結実なので喜びはひとしおです。


来年以降はどうやって大きく甘く香りよく育てていくかが肝な気がしますね。