血糖値に効くらしい
とのウワサの桑の葉の茶。
古くはアマテラスの時代、その孫にあたるニニギノミコトの腹痛を治したとされ、現代では桑の葉茶に含まれるデオキシノジリマイシンというブドウ糖類似物質が消化管内でグルコシターゼの阻害剤として働くことで血糖値の上昇を抑える効果が認められています。
つまり健康茶として扱われているみたいです。
桑の木なんて放っておくと大木になるわ成長は早いわで、いくらでも剪定出来るというか、しないととてもじゃないけど管理できないシロモノなので茶にする葉なんていくらでも取れる。
せっかくなので桑の葉茶を作ってみようというお話。
作り方
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240624/01/yusuke19870920/0b/b2/j/o1080060715455227962.jpg?caw=800)
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飲んでみる。
あー、飲めるわ。飲めるけど蒸したときに感じたムワッとした乾燥した青草のような香りが微かに居るわ。これはたぶん煎ったほうが飲みやすい。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240624/01/yusuke19870920/61/67/j/o1080060715455227970.jpg?caw=800)
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正直、うまいかと言われればそこまででもないけれど、少なくともどくだみ茶やセンブリ茶なんかよりは全然美味しい。個人的には麦茶や蕎麦茶の少し下くらいにはランクさせてもいい。健康茶としてのカテゴリーならば結構上位なのでは?後口にタンニンを感じない辺りが麦茶や蕎麦茶に近いものがあるな。
カイコの糞茶も同じかな
カイコの糞を『蚕沙(サンシャ)』と言い、それを乾燥させて茶にしたものが『蚕沙茶』です。
カイコの食草でもある桑の木。生涯桑の葉しか食べない訳ですから結局はすりつぶした桑の葉の塊。理屈はわかってはいますけど、飲むのは躊躇しますよね。
実は高級茶で100g3000円程もするとか。高。
蚕の消化管を通る際に酸化発酵しているようで、紅茶のような風味を纏うとか。
ちなみに桜の木に着くサクラケムシの糞でお茶を作ると桜餅の香りのお茶が出来ます。桜の葉に含まれるクマリンの香りがあの桜餅の香りの元です。クマリンは軽油の不正使用を判別するために重油や灯油に入れられていたりします。軽油に混ぜ物をするとこのクマリンがブラックライトを当てると蛍光を発することで不正軽油であることが判明するというシロモノです。
話を戻して、蚕沙茶はなんとなく出がらしの紅茶と桑の葉茶を割ったようなものなんだろうなと想像しますがそこまでしようとは思わんな…
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240624/01/yusuke19870920/9d/27/p/o0775044715455227972.png?caw=800)
いや、美味しかったら番組にならんのか…
桑の木挿し木中
ちなみに、子供が川に連れていけというので連れていったところ、ヤマグワとは明らかに違う種類の桑の木が生えてました。
この桑の木は丸い毛の少ない実を着けるので真桑なのではないかと思っていますが、実の味を確かめる前に河川清掃でバッサリ切られていました。おやじ曰く『あそこの桑は甘いヤツだったのに…』と言うことで確かめるべくこの前伐採された桑の木からまだ生きている枝を折り、四本ほど挿し木にしています。
着くのは一本で良いですし、桑の木は強いから何本か着きそうなんですが、なんとなく保険を掛けて四本挿してます。
これ着いたらなんやかんやで愛着が出て、捨てるに棄てられなくなるやつな気がしますが…まぁやってみましょう。
マグワとヤマグワ、食べ比べてみたかったんだよな。ちなみにまだ春先の白い実を食べてみたところ、あまりの不味さに吐き出したので、未熟な実の味はヤマグワのがまだ青臭くて酸っぱいだけなので美味しいです。
未熟果の味からしておやじの情報が間違っている可能性も大なのですが。