代車は | ぽんのあれこれ

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徒然なるままに日暮し、スマホに向かいて心に移り行くよしなしごとを書き連ねます。基本的には忘備録。


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  F31 320dを車検に

去年、秋に乗り換えたBMW 320dですが、前の車検が残っており乗り換えたときには車検なく乗ることが出来たのですが、ついに車検になりました。


車検費用はバカにならない所なんですけれど、代車で出してもらえる違う車に乗れるのは結構楽しみだったりするんですよね。


今日はこれまでに借りた代車の話。


  これまでの代車遍歴

初めてBalcomに車検を出して、初めて借りたのがF20 LCIモデルの118i Mspでした。



なんか初代1シリーズであるE87とは隔世の感がありましたね。


アイストや純正idriveナビ、フルカラー液晶、走行モードセレクター等々付いており、凄く良かったですね。運転席の感じも包まれるタイトな感じのE87に比べて、開放的なフロントガラスのお陰でとても広く感じました。その割にはとてもイージードライブで、BMWの文法どおりのすんなり決まる運転感覚でした。


次の保証期間内の修理ではF45 218iアクティブツアラーでした。



BMW初のミニバン、FF駆動ということでどんなもんなのかと気にはなってたんですよね。3気筒の1.5Lターボモデルでした。なんというか凄く広い!至るところにスペースを感じて逆に落ち着かないという。乗ってみるとあぁーFFだなとわかるんですけど、そこはかとなく上品。ドライバーを振り回さずに曲がるぞ!って感じの強いBMWの意地を感じましたね。アイポイントも高くて、背の低い女性が運転するならこういうのがちょうど良いんだろうなと思いました。1.5Lのエンジンは大きいからだには力不足かと思いきや、1.6LのNAなんかよりもよっぽどパワフルでしたね。

次の車検ではF46 218dグランツアラーでした。


7人乗れるってどんなものか?と思いましたが、まぁあのサイズのミニバンですし、三列目は緊急用かなという感じは否めませんでしたが、いざというときに乗せられるのが大切なのかなとも。畳んでトランクとして使う場合にはめっちゃ便利だとは思います。ただ三列目を起こしたらトランクは絶望的ですね。それよりも2.0Lのディーゼルエンジンが凄いトルクだったんですよね。合法的にあのトルク感を得られるBMWディーゼルもアリやな…と思えたのはこの代車のお陰ですね。

次の車検ではF40 118iを借りました。


累計517kmというおろしたて極まりないやつ。1シリーズの三代目ですが、これから1シリーズもFFとなり、一つの歴史が終わった感がありました。FRハッチであることに意味を見いだしてた僕としては辛口で乗ってみてやろうという気持ちでしたが、ディーラーから大通りを走り、Uターンする時にビックリするくらい鼻が入っていったんですよね。それはもう不自然な位に。スパッどころかズッパリきた。FFのネガどころか、越えてきよった笑

カーブの内側にブレーキを掛けて強制的に回るという力業。それでいて室内は広々。なるほど…BMWがスポーツハッチバックをFFにするとこう解釈されるのか…という意地でもハンドリングは譲らないという意地を感じましたね。


新しくなってメーターがデジタルになりました。タコが右なのはともかく、反時計回り。凄い違和感。円形の時計回りが良いです…。めっちゃ見にくい…中央には地図やらなんやら出せるので便利なんでしょうけどやっぱり気持ち悪い…

次の車検ではG20 320d Mspでした。現行の3シリーズセダンですね。


ここにきて遂に王道のセダン。3シリーズ。これはなんかドアの音やら、安全機能やら、もう何から何まで上級、最新。一つ上のクラスがこんなに違うんか…と衝撃的でした。やっぱり乗り心地も良いしちゃんと後ろに人乗せられる笑

次は3シリーズにしよ…と思えたのはこの車の運転感覚が大きいにも関わらず1シリーズとそれほど変わらなかったことが大きいですね。いやぁ良かったなぁ…

そして今回借りたのは…

F44 M235i Xdriveでした。


1シリーズのクーペが二代目であるF世代では2シリーズクーペとなり、その2シリーズクーペの四枚ドア版として2シリーズツアラー系をベースに出来たのがグランクーペ。

そして、グランクーペのフラッグシップとしてB48A20Eの2.0Lターボにアイシン製8ATを備えたのがM235i。FFベースのXdriveなので四駆ですね。B48型エンジンはN20型エンジンの後継のモジュラーエンジンで、ディーゼルエンジンと一部分を共有し、500ccのシリンダーを連結することで3気筒から6気筒まで対応出来るというエンジン屋BMWの真骨頂とも言える技術が組み込まれたエンジンです。「B48A20E」の4は4気筒を意味してます。6気筒だと何故か5になる。Aは横置き、Bだと縦置き。20は排気量2.0L、末尾のEはAスタンダード、Bハイパワー、E更なる高出力バージョンという事ですね。


末尾Eという事で2.0Lのターボですが、306馬力トルクは45.9kgmを発揮するおっそろしい心臓を持ってます。306馬力とか昔のGT-Rが自主規制のためとはいえ吊しで280馬力だったわけで、それ以上ですからね。ちょうど雨だったのでグリップ抜けたら死ねるなと思いました。

このFFベース四駆で300馬力オーバー…。誰がどこでどう必要なのか全くもって理解不能なのですがFFでもFRでもない独特の運転感はある意味オンリーワンな気がしますね。2.0Lなのに始動時やブリッピングなんかはかなり大きい音がするので住宅街では使いにくいでしょうね。その代わりなんだか気持ちいいなという感じだけは色濃いです。加速もチョッ速ですし。

乗りこんでみるとグランクーペということでしたがやっぱりクーペなので室内特に後部座席は狭く、E87を思い出して懐かしささえ感じました。ただ、フロントシートなんかはフルバケットでやる気マンマンなシートでした。またブレーキがMパフォーマンスブレーキなんですけれどこれ市街地では使いにく過ぎる。スライムにメラゾーマ当ててるような気分です。ガッツリ効きます。

外に出て改めて見てみるとなんかボンネットが高くて丸っこい塊な印象がありますが剛性はやっぱり高くて、運転しても塊感のままくるりと旋回できる辺りはやっぱりBMWだなぁと。

idriveも最新のものになっておりましたが、正直、僕のidrive6でも十分というか、それ程の進化は感じないなと。ナビにオモテナシ求めてないですからねぇ。

  色々乗ってみて

やっぱりそれぞれ良いところがあって、BMWの作る車というのはその魅力が尖っているなというか、一点突破型のアピールが上手いなと思いますね。なので刺さる人には鋭く刺さる。


1シリーズのFRハッチや2シリーズのクーペやグランクーペのM235iなんかがそうです。不便や無駄は判っていながら選んじゃうモデル。通称、奥さんにはうるさいとか狭いとかで不人気なモデル。


それでいてユーティリティに秀でたアクティブツアラーやグランツアラー、ツーリングワゴンがあり、王道のラグスポ系統としてのセダンやクーペがある。奥さんも妥協出来るモデル。


ピュアスポーツとしてのMやアルピナも当然ある。これはちょっと普通の人は選ばない中毒者向けのやつ。


個人的には王道の3シリーズセダン、オールマイティーの3シリーズツーリング、ユーティリティのグランツアラーアクティブツアラー、特濃BMWとしてのFR1シリーズと乗ってますが、やっぱり3シリーズツーリングは総合点高いなぁと思いますね。


何でこんなにツーリングワゴン良いのに、SUVが人気で片やツーリングワゴンが絶滅危惧種になったのかは理解出来ないんですが、カローラフィールダーが未だに作られてる辺り根強い人気は一部のコア層にはあるんでしょうね。


とりあえず車検上がりは20日予定なので、しばらくM235iを愛でることにします。