ハーフライフルの規制について | ぽんのあれこれ

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徒然なるままに日暮し、スマホに向かいて心に移り行くよしなしごとを書き連ねます。基本的には忘備録。


気になったらお好きにコメントしていただければと思います。

  狩猟と銃規制

こんな記事が載ってました。


銃規制したい警察は虎視眈々と狩猟銃に対する規制強化の機会を伺っています。



そんななかで、銃を持たせたい猟友会と一丁も許可したくない警察とは常に圧力関係にありましたが2023年5月の長野県での事件でのハーフライフル銃使用により銃規制圧力が高まった潮時と判断した模様です。

  イチ猟師として

猟銃と呼ばれるものには猟銃の所持許可が出てすぐに持てる散弾銃(鳥撃ち用の小さな散弾と、猪や鹿用の単発散弾であるスラッグ弾を含む)と、ライフルの半分程度のライフリングを持ち150m程度の射程が狙えるハーフライフル、そして猟銃を所持して10年以上の経験を有して初めて許可される数百メートルの射程を持つライフルの三種類があります。


改正の要旨は、今回事件で使われたハーフライフルに対してもライフルと同じ所持期間の条件を付けようとしています。そうするとハーフライフル以上を用いて熊を狙う事が出来るには猟銃所持許可から最低10年の期間が必要になります。


猟師になって10年、猪の居ない北海道でエゾシカと羆相手にスラッグだけでやっていく…


猟銃を持っていない罠師の個人的な意見としてはですが、猟銃を持っていれば事件は起こせるわけですよね。それがハーフライフルであろうとスラッグであろうと。人を殺してやろうと思うような人に対する規制力は皆無で、そういう人が50m以上の射程から相手を狙うなんてことは現実的ではないと思うんです。


実際の事件でも至近距離からの射撃だったわけで、ハーフライフルでなくてもスラッグであったとしても起こっていた事件なんですよね。


反面、熊撃ちでスラッグ持たされたとしても怖くて熊に近づけさえしないと思います。せいぜい箱罠に掛かった熊に使える程度の話でしかないと思います。


そもそもハーフライフル自体がその殆どが北海道で使われていることからしても、北海道の熊の狩猟というのはハーフライフルがあって初めて成り立っているものだと言えます。


つまりこの改正というのは北海道における羆害への抵抗手段を奪い結果として銃犯罪を防ぐ意味もそれほどない、いわば格好だけのファイテイングポーズであって、予見される事故の元としか僕には映らないのです。


銃社会のアメリカでは誰でも銃を手にすることが出来ますが、日本においてはそうではなく、警察が本人や職場、周りの人に聞いて、医者の診断書まで取らせて許可しているものです。許可を取ることも維持することも非常に労力のかかる許可であるにも関わらず、本来の目的で本当に必要としている人の所に必要なものが無くなってしまう。

これは正直おかしい事だと思うんですよね。

  イチ市民として

翻ってイチ市民として見た場合、やっぱり身近に銃を持った人が居るのはやっぱり怖いと思うのはわかるんですよね。


そしてその人が銃を持つためにしてきた努力や持つに至った背景なんて言われなければわからない訳で、近所付き合いの減った現代においては尚更なんだろうなと思います。


けれども銃を持つ人というのは基本的に警察からどんな要望や難癖があろうとも紳士に向き合ってきた方々であって、困っている地域や農家の為にと銃を手にしている人だって居る、根本的には警察お墨付きの善良な人なわけです。


猟銃を殺人の道具に使うような人というのは銃の所持許可の有無を問わずに絶対悪な訳です。銃がなければ包丁でも鈍器でも構わなかったんだろうなとは思うわけです。


  個人的な対策案として

批判ばっかしても某国会議員みたくなってしまうので個人的な代案として。


実包は全部警察預かりとしてしまえば良いんですよ。使う際には使用者が届け出て使う分だけ持っていく。余ったらまた預ける。購入時には金銭のやり取りのみで実包は警察署に届く。


実包のない銃なら鈍器にしかならないので良いんじゃないですかね?