ロッドよもやま話 | ぽんのあれこれ

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徒然なるままに日暮し、スマホに向かいて心に移り行くよしなしごとを書き連ねます。基本的には忘備録。


気になったらお好きにコメントしていただければと思います。

  アテンダー製造秘話

という程のものでは無いかもしれませんが、この動画。

製造者側のインタビューが語られていて凄く面白いです。特に


・寝かせるロッドにかかるラインテンションの話

・松田氏監修モデルの特徴

・先短設計のプロトタイプの話


この辺りがとても良かったです。

  寝かせるロッドにかかるラインテンション

寝かせるロッドにかかるラインテンションは竿を立ててやり取りする場合の数倍になるそうです。


肘を曲げて、竿を立てた場合、ラインにかかる力というのは700g程度なんだそうです。立てた竿の柔らかい部分がラインを引っ張るからですね。


それだとラインにとっては優しいのですが、逃げる魚に対して強い負荷をかけることにはならない。つまり魚は好き勝手逃げられるし弱らないという事。


対して竿を寝かせて同程度引っ張った場合、簡単に2kg以上の負荷がかかるそうです。ラインに対しては厳しくなりますが、それだけ魚にとっても強い負荷となり早く弱らせられるそうな。


なんとなく感覚ではわかっていた事ですが、具体的な数値にされるとわかりやすくて良いです。そしてそれでもラインを労れるようにするためのASDだということも言ってました。


  松田氏監修モデル

の最近のがま磯は、メタリックレッドの朱塗装だということだそうです。マスターモデル2やアテンダー3なんかですね。前作のアテンダー2は普通の朱塗装なので、それ以降の話ではあるようですが。


  先短設計の試行錯誤

穂先の長さを決めるにあたって、かなりの数のプロトを製作し、1cm刻みで長さを調整したそうな。


なんとなく穂先の詰めって、数cm程度だと折れてもなんとかなる場合も多く、気にせずトップガイドを付け直したりしますが、その1cmにはメーカーの色んな苦労があるのだなと。


穂先も高いですからねぇ。特に通常とは違うレングスで仕上げたモデルなんかは高くなりがちで、普通に良いお値段するアテンダー2以上の修理費になりそうだなと。


やっぱり不慮の事故というのは起こるわけで、何らかの対処が必要だったりしますよね。その辺りの話はまた別でしようかなと思います。