正月三ヶ日
31日に罠を見回って糠を撒いて、その翌日、早速お節をごちそうになられた猪様。
ということで、罠の位置を移動。
二日。今日もご来店の様子。前日と同じく一の重をお召し上がり。なので、獣道を通せんぼしておきました。
三日。なんと3日連続でご来店のベビーユーザーであることが判明。しかも今日は三の重までお召し上がりのようで、更に上手いこと足を置く。罠の手前に足を付いてましたね。
完全にエサ場として認識してくれたのはありがたいんですが、凄く賢いお客さんのようです。
若い猪だとは思うけど相当な切れ者。(単に僕が間抜けの可能性も否定しないところですが。)
猟師的にはうれしい反面、このままとれなければ竹の子が危ない!
後ろ髪をひかれつつ、おうちに帰ったというのが今の所。なんとかして仕留めたいんですが、あとは猪のみぞ知る所なのでなんとも…
悔しい
ので、追加で半俵の糠を撒いておきました。
こりゃもうお客さん、特別サービスですんで!ダッシュで前だけ向いてご来店願いたいところ。
思うに
若いメスなんかなぁ…
僕がこんだけ毎日入ってて匂いもあるだろうに毎日食べにやってくる理由は栄養が欲しいから。年を越したのでそろそろオスは飯もほったらかしてメスの尻を追いかける時期。
さらにこの用心深さたるや。罠の位置は匂いで把握されている気がする。猪の視力は0.1程度と言われており、更に真夜中のご来店な訳で、明かりもないので触覚と聴覚、嗅覚に頼った生活をしているのは明らか。それでもなお罠には絶対かからない自信があっての毎日のご来店だと思われる。
夜な夜な出てきては匂いを嗅ぎつつ一歩一歩確実に歩みを進めてる姿が思い起こされます。なんとも用心深い。一般的に子を育てるメスの方が警戒心は強いと言われる猪。
今までの二頭はどちらもオスだったので、やっぱりオスってのはがさつなんだなぁ…と思いました。