21極翔使ってみて | ぽんのあれこれ

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徒然なるままに日暮し、スマホに向かいて心に移り行くよしなしごとを書き連ねます。基本的には備忘録。


気になったらお好きにコメントしていただければと思います。

  気になっていたこと

21極翔買ってから気になっていたことはいくつかありました。


・Xガイドの使い心地

・竿の調子や強さ

・重くなったことでの疲れ具合



  Xガイドの使い心地

さてさて。僕も結構なIMガイド信者なので、正直残念な気持ちがありました。使ってみて印象はどう変わったのか、結構ネガティブ目にニュートラルでしたが感想をば。


PEラインの放出、メンディングについてはそれほど違和感を感じませんでした。ラインとの相性はかなり大きいと思うので、ナイロンラインだとどうかは不明ですが多分巻き癖の残る最初なんかは結構ストレスかも。当日は風も穏やかだったため、余計なラインスラッグが出ることなく、絡むことなく過ごせました。


穂先の振った感じは、穂先から伝わる感じがシャン!とした感じでクリアに感じます。


店で振った時のダル感も実釣だと全く気になりません。


ただ、多分これはIMガイドから樹脂系ガイドに変わったときあるあるだと思うんですが、穂先のガイドをIMと同じくらいに押し込むとXガイドはきつく固定されすぎてしまうようで、たたむ時にちょっと肝を冷やしました。


  竿の調子や強さ

比較は14極翔の1.5-530なので、違うのは当然として。前作よりも相当簡単に元竿まで曲がります。曲がりきったら本領発揮というか真骨頂。反発が強くなりつつも引きに追従する柔軟性が前作よりもかなり上がってます。


高さのある磯と無い磯、号数の違いなんかもありますが、掛かってるのは全部60cmオーバーのヒブダイかコロダイでの足元付近でのやり取り中の曲がり。カメラは全部同じです。

まずは21極翔1.2-530

元竿が相当曲がってます。これで耐えてますがここから絞り込まれてもここから更に追従するゴムの様な粘り。後手にまわってもここまで持ってこれる追従性の良さは特筆に値する。

続いて14極翔1.5-530
号数が上だからというのはありますが、この時は70cmオーバーのナガブダイが相手。そう考えるとやはり14極翔はパワーを感じる。この後良く切れるのは後手にまわるとこの体制に持ち込む前に限界が来るからと感じました。21極翔と比べると限界付近のオートマティック感がかなり違う。

更にアテンダーⅡ  1.75-530
2ランク上なので当たり前ですが元竿の余裕が違います。ここから更に曲がり込む辺りの感じが21極翔ととても良く似てると感じました。

デメリットについてはやたら曲がってくれるのは良いんですが、根付近での魚のコントロール性については14極翔のがやりやすい。号数揃えれば同じような感じに操作できそうな気もしますが、さっさと曲げ込んで、コントロールに気を遣わないと根ズレが増えると思います。僕は増えました。

  重くなったことでの疲れ具合

重くはなりましたがバランスは良くなってます。カタログ値以上に軽く軽快に扱えます。魚とのやりとりも多かった割に翌日の左手が楽です。


同時に発表された21テクニウムとの相性もよく、バランス感もしっくり来ます。


  個人的総評

前作はパワー系胴調子の代名詞的な竿でしたが、21極翔はいたわり系胴調子というのが個人的な感想です。1.2はちょっと四国には柔らかすぎるか?と思ってましたが、口太ならオールサイズ、尾長でも50cm位は余裕のパワーを持ってます。パワー系外道も60cmオーバー程度ならなんとかなる

というヘビーデューティーさも魅力。


そんな中でも曲がり込んでからの柔軟性が向上しており、グランドからのダッシュか、砂場からのダッシュか位に魚の加速に違いがあります。急な突っ込みが少し緩慢に感じるので対応するだけの時間が稼げます。リールの逆転も充分対応できる程度のコンマ何秒かの世界ですが、相手が大型になるほど有効に働くと思います。


個人的には極翔二本をメインに、交わしにくい根があるとわかっていれば14極翔の1.5、そうでなければ21極翔の1.2、風が強く吹けばゲイルの1.7-500、そして尾長が当たる場所ではアテンダーⅡという使い分けになりそうです。


  参考


左から鱗海SP RB、アテンダーⅡ、14極翔、アテンダーⅡ、21極翔

二番ガイドの前後にカーブのピークがある竿が好きなんだと気付きました。