手伝いついでにプチキノコ狩り | ぽんのあれこれ

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徒然なるままに日暮し、スマホに向かいて心に移り行くよしなしごとを書き連ねます。基本的には備忘録。


気になったらお好きにコメントしていただければと思います。

  用事のついでに

今日はちょっと草野球&ソフトボールのお手伝いで球場におりました。




こんな感じでちょっとした山なので秋の深まりを感じます。

今年のドングリはどうなんだろうか…堅果類の出来が気になるのは猟師あるある


  気になってたアレを取ってきた

さて、この球場は山の中にあるので、ちょっとした登山道が整備されてまして、手伝いが空いた時にちょっと登ってみたんです。


ちょこちょことキノコが生えてまして、いくつかもって帰ってきました。


僕はキノコがそれほど好きではなく、なんなら松茸さえも昔中った事があって(朽ちかけのくそでかいヤツを好きなだけ焼き松茸にしたらとてつもない胸のムカつきと吐き気が襲ってきました。)あとはじいちゃんが採ってくるコムソウタケの煮たやつとホウキタケの酢の物がひたすら出てくる秋のおかずも苦手でした。


ホンシメジだけは焼きホンシメジなんかにすると口の中に旨味バリアが張り付くかの如く、ひたすらに脳みそを蹂躙されるかのような濃厚な旨味が持続して本当に最高に美味いと思うんですが、あれ松茸以上に採れないし…栽培されてるハタケシメジも本しめじとか言ってスーパーで売ってますけど、あれとかホントに誰得なん…?


そんな僕が他に好む天然のキノコがアミタケ。裏側がスポンジみたいになるイグチの仲間ですが、ツルリとした食感はナメコにも似てて、天然物です!って香りがとても良い。


時々ゴルフに行くとそれっぽいのが生えてたり違ったり気になる存在です。


よく似てるのが生えてて紛らわしいんですが、今回、その紛らわしいのとアミタケが同時に採れたので持って帰ってきました。


虫食いになってるのが、ゴルフ場やら脇道に生えてる気になってたヤツ。


傘に虫食いのないやつが僕の愛するアミタケ。


気になってた謎イグチは割っても変色しない
柄にはつばがなく中実、傘と同色の点状の模様、管孔は小さく密

アミタケ(右)と謎イグチ(左)の差。同じサイズでも管孔の網の入り方が違う。
見た目だけなら左の方が美味しそうに見える不思議

  残念それはチチアワタケです

色々と調べてみるとこれはチチアワタケというキノコで良さそうです。


食べられると書いてたり、腹下すと書かれていたりどうも曖昧なキノコです。


裏側がスポンジ状のキノコはパッと見てイグチとわかるわかりやすいキノコで、似たキノコに強い毒があるものが少なく「イグチに毒タケ無し」と言われてましたが最近ではイグチにも強い毒があるものが判明したりしてちゃんとした同定は必要な訳ですが、チチアワタケの毒はよくわからん。


地方名として「ウラムキ」や「ハラクダシ」というのが東北では言われているそう。傘の表面と管孔がひたすら消化に悪いって事らしいけど、ホンマそれだけなんか?笑


  とりあえず茹でてみた

ウラムキというのは、管孔を外してから食べるためこう言われていたそうで、序でに表面もなんだか外した方が良いとか、付いてるとアレルギー出るとか言われているそうなんでとりあえずチチアワタケの表面と管孔は外してから茹でました。アミタケも一緒に。


パッと見だと結構わかりにくかったかもしれませんが、茹でると一目瞭然。



ちゃんとアミタケなら紫褐色に変色するのでよく見てみて。白いままのアミタケはありません。

紫でいかにも毒々しいやつがアミタケ。毒々しいけどちゃんと美味しい。白いやつが疑惑のチチアワタケ。

アミタケの管孔はどうも虫が入りやすいらしく、茹で上がったあとの煮汁を見るととてもフラットな気持ちになります。まぁ食い物もキノコで大丈夫ではあろうが。

  おろしポン酢で

大根おろしを擦って、ポン酢をかけて


かけすぎました。

味は普通にアミタケに近い感じはする。口当たりはアミタケの方が良いな。アミタケは安定のヌルヌル感と森の香り。喉ごしも良くて良いですね。

あとは…本当にお腹下すんかな!?ちょっと気になるところ。キノコとかホントに怖いんでセルフ人体実験は今回が初なんですが、僕のよく読んでる野食ハンマープライスの茸本朗さん なんか色々なもの結構セルフ人体実験してたりするんですけど、ホントに勇気あるな。実行できるだけの知識があるからこそなせる技だなと。


また結果は報告しまーす。