白露(はくろ)と瀬戸内白桃 | ぽんのあれこれ

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徒然なるままに日暮し、スマホに向かいて心に移り行くよしなしごとを書き連ねます。基本的には備忘録。


気になったらお好きにコメントしていただければと思います。

  白露(はくろ)

岡山県農業試験場でピーチ8として開発され、ピーチ7こと白皇と同年度で品種登録された白桃。


白皇と前後して出荷される晩生の桃で、白皇程ではないにせよ、種の周りのアントシアニン着色が強く、果皮が緑色から薄黄色をしており、岡山の桃です!って感じがします。そして大玉。


緑がかった果皮のため、熟れてないように見えますがしっかり熟れてます。その見た目からはとても見えない程の果汁が出てきます。


皮が剥きにくいのが白皇にも共通する特徴ですが、全般的に晩生の桃はだいたい剥きにくい気がします。



白露は清水白桃の偶発実生という事なので、母親の清水白桃で間違いないが、花粉は何の品種が着いたか不明というものですね。果肉の柔らかさや香りや味も似たものがある気がします。甘味の後ろにある苦味がほんのり感じられるのが清水系統の特徴かなと個人的には思います。


育ててた清水白桃の種を植えたらなんか晩生の美味しい桃が出来ました!という事なのでやっぱり実生にも可能性はあるんだなぁと、育てている実生にも無限の可能性があることを教えてもらいました。



  瀬戸内白桃

元祖白桃とされる本白桃の枝変わりで、ほんのりピンクに色づく感じは岡山の白桃に馴染みの無い関西より東の桃がメインの人にも抵抗感が少ないのではないでしょうか?


大玉で果汁が多く、その割りに硬い果肉のため日持ちがする岡山の桃には珍しい感じの桃です。


しっかり追熟させると酸味を感じないほどの甘味があると言われていますが、硬めのうちはコンポートやはちみつ漬け等の加工にも向いてると思います。


種の周りのアントシアニン着色は強く、白皇と比べると果皮の色づき位しか差がないように思います。白皇より着色が広くて強いような…


果肉が半分赤いという。白桃とは…

  桃のハチミツ漬けを作ってみた

瀬戸内白桃はまだかなりカチカチで日持ちはしそうだったのですが、僕の大好きなライトノベル「狼と香辛料」の中で「桃のハチミツ漬け」というパワーワードが話に出てくるんですが、桃とハチミツとか美味しいに決まってるだろうと。

もう10何年も前のライトノベルになる…ホロが可愛くて可愛くて。語れば長くなります。豊穣を司る狼と故郷を目指す話。

いつか作りたいなと思ってましたがちょうど処分に困るハチミツもある。ということで、作ってみました。簡易版「桃のハチミツ漬け」です。
皮を向いてぶつ切りした桃にハチミツを入れて、ショウガのスライスを数枚入れてます。

狼と香辛料ではイチジクやナッツを入れて重ねたものにハチミツをかけている様ですが僕は果汁に浸かったナッツに興味は無いし、大好きなイチジク(奇跡的にちょうどある)は浪費したくないのでまぁこれで良しとします。なんかイチジク発酵しそうだし中で粉々になって種だけ気になりそうだし。