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ゆうさんのブログ

ピアノ初めてはや12年、いまだに初心者の域を出れない不器用さに自分でも驚いている。でも、僕は夢に向かって走る!走り続ける!  僕は知っている、ピアノは応えてくれることを♪

2年半前、○○ピアノ教室♪の門をたたく。


「先生、僕ノクターンop9-2を弾けるようになりたいです!」

いきなりの我がままあせる


僕のような超不器用で覚えが悪い生徒を

熱心に根気よく教えてくれた。


絶大なる信頼関係があって、ここまでこれたと思う。


このブログで沢山のピアノの先生やプロの方と出逢い

沢山のアドバイスや励ましの言葉を頂いた。


偉大なるO先生、そしてその門下の先生方々、

全国を飛び回ってるH先生

ピアニストのMさん、ピアノサロンのY先生

愛知県半田市のK先生、音楽療法士のO先生

ジャズピアニストのSさん

シンガーソングライターのMさん


教えていただいた事をしっかり脳裏に焼き付けて

練習してきた。


そして、そして、、、今回の無謀な挑戦!!!



オリンピック選手達の活躍

並々ならぬ努力の根底には、必ず情熱があったキラキラ

情熱だったら誰にも負けない。ビックリマークいける!


その情熱一本で荒波に飛び込んだ!


ゆうさんのブログ とったどぉ~ビックリマーク
もう なんも言えねぇ!


やったどぉ~  まさに奇跡!


な、な、なんと、、、


全国大会では、あの、あの、、


ピアノのために生まれた銀座のYAMAHAホール音譜


そう、世界最高峰のホールで、

ベーゼンドルファーのPianoが弾けるんですぅ~ビックリマーク


夢に向かって一つの階段を上りました富士山



そして、

神様からのプレゼントプレゼントはこれだけではありません。


ゆうさんのブログ 審査評価表


「内なる情熱を感じながらも雰囲気を・・・  」



情熱が伝わっていたぁー!!!


こんなに嬉しいことはありませぬぅ~アップ

超プラス思考です。 指摘の部分は後回し・・・・


って言うか、、、


って言うか、、、


「左手の裏拍?の和音?がもう少しバス?の ???」

それから先は厳しいご指摘らしきがズラズラと・・・ドクロ


さっぱり分からないんですぅ~  お馬鹿でごめんなさい汗


早く先生に通訳してもらってがんばらねば~!!!



表現力と構成力が「非常に良い」でしたが、

他はメタメタでしたぁあせる 当然か、、、



ようやく体力が復活してきたので、

今から先生宅に押しかけます!!!


全国大会がんばるぞぉ~アップ


ゆうさんのブログ 可愛いバックもらったゆラブラブ


リボンおしまいリボンペタしてね









朝起きて、シャワーを浴びる。

熱いシャワーの後に水を浴びて身体を起こす。



いつになく、とても落ち着いている。


今日は特別な日


そこそこ混みあった電車に揺られ

コンクール会場に到着した。


靴を履き替えて、すぐにリハーサルRoomへ向かう。

うーん、不思議と落ち着いている。



いよいよ自分の出番が近づき裏方へ回る。


直前の人が弾き始めると、アナウンスの女性(超美人)

が話しかけてくれて、地元九州の話題で盛り上がる。


緊張ほぐすため気を使ってくれているのかな・・・


「あれ、弾き終わっちゃった」と慌てた様子。

おいおい、大丈夫かいな~


いよいよ僕の出番。

椅子の高さ、バッチシ。

譜面台に自分の顔が映る。気になるが、まぁいっか。



「君はどんな音を奏でるんだい?宜しくお願いしますね」


Pianoに少し触れて思いを伝える。



落ち着きは続いている。   いける。。。


最初の1フレーズ♪

おぉ、なんと、僕がイメージするノクターンop9-2

抜群の相性。とっても素敵なホールの響き。。。


そう。先生が言っていた


Pianoは弾くのじゃない。Pianoからの音をメッセージを

聴き取って、それに返事をするのです」



聴こえてきた。Pianoからのメッセージ。

嬉しい。とても嬉しい。


僕は夢中で弾いた。



終盤に、ミスタッチ! 何故?

まぁ、気にせずそのまま続ける。


「僕は君を愛している」と何度も叫びながら弾いた。


最後のソフトな部分になって、自分の指が、足が、、

小さく震えているのに気がついた。


でも、僕は最後まで情熱をぶつけた。
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後から振り返ってみると

今までで一番上手く弾けたと思う。

全部を出し切ったのだ。



しかし、あのミスタッチは理由が見つからない。

いつもは普通に弾けているところ。集中力は最後まで続いた。

これが、魔物。でも僕にとっては小さい魔物だった。


客席に戻って、他の人の演奏を聴く。


みんな幼少期に経験したベテランばかり・・・


音が違う。悔しいけど、これが現実。


でも、でも、

前の席の女性(誰かの応援にきた人?)が


「とってもお上手ですね。素敵な演奏でしたよ。」

帰り際に、言って下さった。


「お上手」は100%お世辞だと受け取ったが、嬉しかった。


結果なんてどうだっていい!


僕が、僕の演奏が少しでも感動を与えたのだ!

嬉しくて、後から涙が溢れてきた。


我武者羅に頑張ってきて本当に良かった。




しばらく時間が空いたので

渋谷ヒカリエで昼食をとって、すぐに戻った。


いよいよ。審査発表。

でも、僕は異様に落ち着いていた。



リボン続くリボンペタしてね

暑い。とてつもなく暑い。



仕事の区切りがついたので、ゆっくり屋上へ向かう。

重たい鉄の扉を開けると、ものすごい熱気が身体を覆う。



照り付ける西日。背中が焦がされそうに熱い。


幸い風が強くて、日影に居座ることに抵抗はなく心地よい。




すぐ前にある建設中の高層ビルを見上げながら、心の中でつぶやく。



「本当によく頑張ってきたな」


この2年半のいろいろな思いが、走馬灯に駆け巡る。



とても辛くて悲しい出来事があったけど、時間が癒してくれた。

何よりもPianoとの出会いが僕を支えてくれた。




僕はPianoを愛している。


心の底から愛している。




「少しでも美しい音色を奏でたい」といつも思ってきた。



いろんなコンサート、ライブと触れ合い、公開レッスンを

経験する中で、僕の立ち位置がよく見えてきた。



美しい音色は情熱だけで奏でることはできないことを学んだ。




師走の初め、勇気を振り絞っての発表会 

僕は情熱をもって挑戦した。



手足の震えを抑えるのが精一杯だった。

失敗を恐れ、自分を守り通した



大人になって、社会に出て

自分を守り、家族を守り、組織を守るうちに

すっかり守り癖が定着していた。


悔しくて悔しくて、本当に悔しくて涙した。




Pianoという世界

たかが2年半で何ができる。 これが答え。

良い意味でも悪い意味でも・・・



そう。たかが2年半。


電子Pianoの下に防音マット。その下に防音シート。さらに

ペダルの下に衝撃緩和材。もちろんヘッドホンは使っている。


それでも下の階からの苦情。


だから、僕はペダルを半分のストロークしか動かさない。


「こんなんで上達できるのか」ヤキモキが募る。



指を痛めて弾けない夜は、全力で走った。

悔し涙が溢れる夜は、上を向いて走った。



弱音を吐いても何も進まない。


たかが2年半だからこそ、課題は沢山あった。


時間を大切にした。

自分のできることは、全力でやった。

週末はスタジオを借りてPianoを弾いた。

指のケアだって毎日やった。


環境のせいにしない。できることは沢山ある。



これからも同じ。好きだから、愛しているから続けられる。



僕は情熱の真っ赤な薔薇を咲かせることができるだろうか。



勇気と情熱を握りしめて、大津波の中へ飛び込んでいく。

今さら、迷いなど一切ない。


簡単にのみこまれてしまうのは分かっている。


それでも、僕は飛び込むんだ。




そこには沢山の宝物があるのを知っているから・・・






背中が熱い。

気が付くと日は沈んでいた。

でも、焦がされそうに熱いんだ。