「3か月で5kg痩せたのに、半年後には元に戻ってしまった…」
そんな経験はありませんか?
ダイエットというと「何kg痩せたか」に注目しがちです。
でも本当に難しいのは、痩せることより、その生活を続けることなのかもしれません。
このシリーズは、浅見陽輔先生の著書『PFCバランス超入門』をベースに、健康的なダイエットについて考えています。
今回はPFCの計算から少し離れて、「続けられる食生活」について考えてみましょう。
なぜダイエット後に戻ってしまうのか?
よくあるのが、
「ダイエット中だけ頑張る」
という方法です。
お菓子は禁止。
外食もしない。
毎日運動する。
食事も細かく記録する。
短期間ならできても、これを何年も続けられるでしょうか?
目標体重になった瞬間に元の生活へ戻れば、体重も戻りやすくなります。
つまり重要なのは、
「痩せるための特別な生活」ではなく、「痩せた後にも続けられる生活」を作ること。
↑ここテストに出るくらい重要です!
身体も減量に適応する
もう少し専門的に考えてみましょう。
体重が減少すると、以前より小さな身体を維持することになるため、必要なエネルギー量も少なくなります。
さらに減量中には、空腹感や食欲に関係する生理的な変化が起こることも知られています。
つまり、リバウンドを単純に
「意志が弱かったから」
と考えるのは適切ではありません。
だからこそ、強い我慢だけに頼らない仕組みが必要なのです。
「100点の食事」を目指さない
例えば、
「夕食後は絶対にお菓子を食べない」
ではなく、
「食べるなら小皿に出して食べる」。
「毎日ジムに行く」
ではなく、
「週2回を基本にして、忙しい日は10分歩く」。
こうすると、0か100かではなくなります。
行動科学では、続けたい行動を具体的にし、実行しやすい環境をつくることが習慣化を考えるうえで重要です。
ダイエットも同じです。
体重以外の「成功」も見る
さらに40代・50代の女性には、体重だけではなく、
・以前より階段が楽になった
・筋トレの重量が上がった
・疲れにくくなった
・食事を自分で調整できるようになった
といった変化にも目を向けてほしいと思います。
体重計の数字だけを成功基準にすると、少し増えただけで「失敗した」と感じやすくなります。
でも、本来の健康づくりはもっと長期的なものです。
ダイエットには「終わり」を作らない
ここまでPFCバランス、カロリー、たんぱく質、脂質、糖質、筋トレなどについて学んできました。
しかし最後に一番伝えたいのは、数字ではありません。
「痩せるまで続ける」のではなく、「続けられる方法だから結果として身体が変わる」。
外食する日があってもいい。
好きなものを食べる日があってもいい。
運動できない週があっても、また戻ればいい。
PFCバランスも、そのために自分を縛るルールではなく、自分の食生活を調整するための知識として使ってください。
一時的に100点を取るより、
70〜80点くらいの生活を長く続ける。
それこそが、リバウンドしにくい身体と生活をつくるための大切な考え方です。












