10代の頃、教養ってなんとなく、
エリートが身につけている学びみたいな
漠然としたイメージだった
この本を読んで、教養が国家を形成し支える
学問であるんだなと感じた
それぞれの学問の専門家との対談を読むと
それぞれの視点で世の中が観える
そういう専門的な眼で観た世界が複雑に
入り混じっているのが社会なんだとあらためて思う
多様な時代だが、社会の基本的なコンセンサスはやはりここにある
小さい時、時代劇の柳生石舟斎が盆栽の前にいて
剣の達人が何を考えているのか知りたいと思った
というか、「凄い人」ってどんなひと?てよく考えていたが
そういうことを求め続けて得る「視点」も
きっと今の自分に役に立っているのだろうと思う
それにしても、深井龍之介さんのすべての専門家に対して
専門的に問いを立てられる「視点」が凄いなと思う
俺ももう少し・・・どのような視点に着目してみようか?