クリスマス・イブに ─サンタからのメッセージ─ | 出会った言葉たち ― 披沙揀金 ―

出会った言葉たち ― 披沙揀金 ―

「披沙揀金」―砂をより分けて金を取り出す、の意。
日常出会う砂金のような言葉たちを集めました。

 一昨日、長女から私にサンタさんに、「リュックサックが欲しい。」とリクエストがありました。

 

 今時の高校生にどんなリュックが流行しているのか、皆目見当つかない私は、昨日、近くのお店を回りながら店員さんに、「娘が高校生なんですけど、どんなリュックがいいですかねえ。」と相談をもちかけました。

 店員さんは、いかにもセンスのなさそうなオジサンを哀れに思ったようで、親身になって、「今、人気があるのはこれですよ。色違いでこういうのもあります。あと、この柄は、ネットでもすぐに売り切れてしまうんですよ。スカートをよく着るのなら、これなんかどうですか? それとも、ボーイッシュな方でしたら、こちらがおすすめですよ。通学用なら、ノートとかがたくさん入るこれなんかどうですか? あ、普段用なら、こんな感じでしょうか。」と教えてくれました。

 結局、ネットですぐ売り切れてしまう、ボーイッシュな方用の、普段用のリュックにしました。

 

 さて、我が家ではいつのころからか、イブの夜、子供たちの枕元にはサンタからの手書きのメッセージを置き、目覚めた子供たちは、メッセージを手掛かりにプレゼントを探すというシステムがとられています。(だれがそんなことを始めたのかというと・・・私です。)

 今、私がサンタが書き上げたのがこれです。

 高校生相手にこんなことを・・・と思いつつも、長女も私もサンタも楽しんでいるので、いいんです。

 まだ、長女は寝入ったばかり。もう少し待って、そっとこの手紙を置いてくることにしましょう。

 

 20歳の長男は、県外で一人暮らしをしていることもあり、サンタ・プロジェクトは終わりになりました。長女は17歳。こうやって手紙を書くのも、あと2回。そう思うと、ちょっとおセンチになってしまうのでした。