きょうの力はきょうのうちに ─『一刀斎夢録』(浅田次郎)― | 出会った言葉たち ― 披沙揀金 ―

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「披沙揀金」―砂をより分けて金を取り出す、の意。
日常出会う砂金のような言葉たちを集めました。

 今日は、四国の片田舎から大都会・東京へやってまいりました。心強い味方(愛用パソコン)もないため、不慣れなスマホでこつこつしたためています。このブログに、応援のコメントをいただいたり、新しくフォロアーになってくださったりする方がいらっしゃると、「今日は、1日お休みしようかなあ」という弱い心も吹き飛ばされるのです

 

 さらに私を励ましてくれるのが、浅田次郎さんの『一刀斎夢録』に出てくるこの言葉。

 

きょうの力はきょうのうちに使い果たせ。さすれば明日は明日でまた新たなる力が湧く。骨惜しみは新たなる力の妨げになると思え。

 日々使い果たし、日々生まれ変わる。若者はそうでなくてはならぬ。いや、若者ならずとも、人間はみな一生そうでなくてはなるまい。

 

「きょうの力はきょうのうちに使い果たす」。

 小さい子どもって、まさしくそんな感じです。昼間、いっぱい遊んで、笑って泣いて、くたくたになって寝付く。そして、翌日、疲れ知らずにはしゃぎ出す。

 ただ毎日を目一杯生きる。子どものような、そんな新鮮な心をもって過ごしていけたら、きっと幸せになれるのだろうなと思います。

 今日のブログも、その幸せへの一歩と思って踏ん張りました。