飛行機雲を見上げて「ひこうきが、お空にらくがきしてる!」。
夏の日に朝顔を見て「あさがおってどうして朝だけさくの。ひるまになると小ちゃくなっちゃうよ。早起きしたからおひるねしてるの」。
今井和子さんの著書『子どもとことばの世界』の中の言葉です。この時期は「こんなこともできる」「あしたもやる」などの言葉が目立つ頃でもある、とも述べられています。
(朝日新聞、「天声人語」(2018年4月4日)より)
「きょうよりか もっともっと あしたはできるようにするから」
この言葉はどうでしょう。先に取り上げた言葉と似ています。しかし、この言葉は、次のように続きます。
「もうおねがい ゆるして ゆるしてください おねがいします もうおなじことはしません ゆるして」
今日の多くの新聞で取り上げられていた船戸結愛ちゃんの言葉です。朝4時前から、平仮名や漢字の勉強を強いられ、つらい思いに耐えてきた結愛ちゃんの言葉です。結愛ちゃんの悲痛な叫びが胸に凍みます。
こんな言葉が、二度と生まれてこないよう願いながら、今日のブログを書きました。