舞台が終わって、4日間。
明らかに舞台ロス。身体はきつかったけど、本当に楽しかった。生きてる、って思った。
不思議なものです。
僕が舞台の稽古に参加できたのは、稽古が始まって10日以上経った、6月29日。
だから、みんなで過ごした日々は、千秋楽の日までたった19日間だった。
今ですら、まだ、みんなに会って1ヶ月も経たない。
家族のようでした。
主宰、梶原涼晴、梶さんから、今回の舞台のオファーをもらったのは4月上旬でした。
体調もだいぶ良くなってきて、とは言え、まだまだ不安要素はたくさんある状態でした。
というか、今もそうです。
僕が出る、という事は、僕が演奏をして音楽も提供する、という事です。
僕の歌は、ものすごく特殊で、僕になにかもしもの事が起こったら、代役を見つけるという事が、事実上不可能です。
仮に、もし、僕がまたコロナ発症したら、僕は今、重症化のリスクのある状態です。
あるいは、今現在はなんとかなっている、と言う状態の後遺症が悪化したら。
そこまでいかなくても、喘息が悪化したら。
今、冷静に考えるとあまりにも危険なのです。 受けるにはギャンブルが過ぎる。
なのに、オファーをもらった時、どうしてもやりたくて、
それでも、梶さんには、体調の問題もあるし、少し考えさせてくれと返事をして。。。
奥さんにも相談しました。
で、
「そういう事は、自分で決めてください」
って言われました。
30年以上、すぐそばで、、僕の身体のヒストリーを知っている奥さんです。
僕は、この時、奥さんが
「できる」
って思っている。と確信したんですね。勝手に。
実際はどうかしらないけど。
で、、やる事にしたけれど、、、。
それはそれは、なんども後悔しました。
自分は、なんて無責任な人間なんだ、って、すごい自己嫌悪でした。
コロナにかかったら終わりだ、
後遺症が悪化したら終わりだ、
喘息悪化したら終わりだ、
毎晩寝る時、後悔しました。
後遺症は、ちょいちょい突然にいろんな不調がでます。
その都度、これは、治るやつか、もしかしてコロナじゃないか、なんかまた違う症状がでてたりしないか。
喘息の症状も毎日変わる、毎日、ビクビクして過ごしていた。
最終日は喘息の調子がだいぶよくなかった。でも声はちゃんとでてた。
ずっと、声が出せる事を確認しながら、大丈夫大丈夫って言い聞かせながら昼公演を無事に終えて、、、
これでもうほんとうに大丈夫、って安心して舞台に出られたのは、やっと最終日夜公演、千秋楽、の舞台に上がる時、でした。
舞台袖で、
「あと一回、今この状態なら、もう絶対大丈夫、もう、コロナもなんなも心配しなくて良い」
って、最後の最後に思えた。
結論から言うと、僕は、やっぱり正しい判断ではなかっただろうと思ってる。
あまりにも身勝手で無責任だったと思っています。
自分の身体の事は自分にしかわからない。
振り返って考えれば、僕は、舞台に関わる全ての人に、
僕は最も危険な存在だった。
あの舞台の最大のギャンブルは間違いなくユウサミイの起用だった。
「正式に病人で最年長、そして、代役が不可」
本来なら、舞台の事を最優先に考えるなら、断るべきだったと思うのです。
でもね、それでもやって良かったと思う。
無責任だなぁ、って思うけど、やって良かったと思う。
実際のところ、身体のダメージはちょっと大きいです。
今、なんとか修復しようとしているところです。
でも、これを超えられたのは、メンタル的に、はるかにずっと大きいです。
今、自分、こんなに強かったのだな、って思ってます。56歳にもなってなんですけど。
今は、ただ、ただ、再演したい。
(懲りねえな・・・こいつ)
またやる、って言うなら、僕、やります。
その時には、今よりずっと身体も戻っているはずだ。
今は、僕、出来るので、、、って思ってる。
(やっぱ懲りねえな・・・こいつ)
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8月16日 名古屋
「お話と弾き語りの会」 30名限定でやります。
カジュアルスペース - LIB SPACE
19時〜21時
(18時20分 開場)
5000円
飲み物、お持ちください(アルコール可)
カジュアルスペース - LIB SPACE
名古屋市中区 栄 3-7-22 栄928ビル 4A
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お申し込みは、
yusammynews@gmail.com
に、お名前、人数、お電話番号を明記の上、メッセージください。
(必ず当日中にお申し込み確認のメールを送ります、
メールは既読確認ができないため、一度返信をお願いします)
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