去年の今頃、二度目の右眼の手術を終えて、眼は順調に回復しているはずだった。
前年１２月半ばから、ずっと抱えた目の中、文字通り「眼球の中」の経験した事のない異物感と、手術後の眼球の回復と、決して目を触ってはいけない、そこで失敗すると、今までの苦労が水の泡、という、ずっと何かに耐えてきて、
顔に振動を与えてはいけない、動けない、歌の練習をできない、つまり歌ってない、「まもともに歌ってはいけない」というストレス下に、４ヶ月以上もの長期間置かれたところから、やっと歌の練習をできるようになって、
いざ、始めたら、まったく歌が歌えない。
筋肉の衰えもあるだろうし、いろいろな原因があっただろう、
ただ、、、
下手になった、
と言うレベルの話ではなくて、、
まったく歌にならない状態になっていた。
声の出方も安定しない、そして、音程も安定しない、いや、取れない。
高い声をだそうとすると、高い声ったって、大した高さじゃない、、
でも、もうどうしてそうなるのかわからないけれど、下顎、下の歯の内側っていうか、
舌先の下の面に、下がくっついて、それに引っ張られるように顎全体が首の方に収縮してしまう感じ、
どうなっているんだ、、、
これは、もしかして、治らないんじゃないのか、、
というものすごい恐怖の中で生きていた。
そんな時に、GAKUーMCさんから、久々のライブがあります！！、という連絡をもらった。
ブログでときどきポロっと話していた、弱音とか、そんな事を心配してくれたかもしれないし、
優れたミュージシャン特有の「勘」が働いたのかもしれない、
とにかく、僕にとっては、なにか救いを求めるような気持ちもあって、ライブに伺わせてもらった。
ライブを聴きに行って、あんなに泣いたのは初めてだし、今後もきっとないのだろう。
ステージのGAKU ~MCは、長く続いたコロナ禍での活動休止から、復帰を目指していた矢先にひどい骨折をして、
そこから復帰したばかり。
本当に楽しそうに、幸せそうに、輝いていて、会場の誰もが、やっぱりライブって素晴らしい、楽しい、って笑い、涙し、最高のライブだった。
涙を流したのは、ライブに感動したから、だけだったんじゃない、
悔しかった。もう、人生でこれほど悔しいと思った事はないってくらい悔しかった。
ただ、ステージで、楽しそうに歌っていると言う事、
それだけを、ただただ羨ましいと思ったし、身を切られる思いで悔しかった。
ライブ後、バックステージで、GAKUさんに、
「ほんとうに力をもらった、必ず復活します、このライブが僕を救ったライブになる」
って話して、、、絶対に復活する、と誓った。
その後、僕は星飛雄馬のような特訓で、一度は復活したもののそこからコロナ発症、
そして今もつづく後遺症と、致命的ともいうべき、喘息を発症して、
もっと厳しい状況を乗り越えていかなければならない事態になった。
2022年4月22日、渋谷PleasurePleasure
GAKU-MC ライブ
この後の、5月10日ミスチル30周年東京ドームと共に、一生忘れないライブ。
まず、このGAKU-MCライブを魂に焼きつけていなければ、僕は潰れていただろう。
絶対に負けない、絶対に復活する、
俺はGAKUさんにそう約束したんだ。
というか、GAKUさんのようなレジェンドにおこがましい話かもしれないが、ミュージシャンなんだ、という気持ちでは同等だ。この人に絶対に負けたくないと、負けない根性を持つことが、レジェンドでありながら、こんなに気にかけてくれたGAKUさんへの恩返しであり、礼儀だ、と思った。
そうやって、それから、８ヶ月後、
MIFAクリスマススペシャル、
ウカスカジー ユウサミイ
無事、４０分程度のライブはこなせるようになって、
GAKUさん、桜井さんと、2019年以来のコラボライブも果たせた。
今、歌が歌えるようになって、無事に完全復活と言えるところまできた。
GAKUさんに、一年目のお礼を送った。
すぐに返信が返ってきた。
「トラブルは旅の調味料、僕の大好きな言葉です」
人生は旅、トラブルは旅の調味料。
GAKU-MC
やっぱり、ミュージシャン最強の「言葉使い」だ
水星逆行、のせいにしようと思うんだけど、
これが、まだ入れます。（笑
是非おいでくださいませ。
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4月26日（水） 銀座てらす
「お話しと生弾き語りの会」
開場１８時
開演１８時３０分
￥4000
（ドリンクご自身でお持ち込みください）
銀座てらす 東京都中央区銀座1-20-11銀座１２０ビル4F
（最寄駅・東銀座 銀座一丁目）
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