京都、一乗寺に「ガラムマサラ」というインド料理屋がある。
大好きなので、こないだ京都にいってた間に奥さんと一回食べにいった。
(ちなみに奥さんはまだ京都にいる、明後日帰ってくる)
実は、ここ、奥さんの高校の同級生の店で、僕も京都時代からよく行ってた。
ここの「ビーフカレー」が好き過ぎて、20代の頃から通っているのに、カレーに関しては、ビーフカレー以外を注文した事がなかった。
僕はよく、どこそこの店のあれが美味しい、という話をしていて、ずいぶんいろいろ知っている人風に思われるけれど、そう言う話をした時、大抵、その店の「あれ」以外食べた事ない。
食べ物に関して極めて保守的で、(それ)が美味しい、と思って店に行き始めると(それ)しか食べない。
ガラムマサラに関しては、その傾向が極端に顕著な例で、奥さんが日替わりみたいなメニューを好むもので、ガラムマサラの名物の一つである、インド、オールドデリーの「モティ マハル」直伝の元祖、バターチキン、もちょっと食べた事あるし、前に奥さん食べてた、鯵のカレーなんかモーレツに美味しかった。
それでも、なかなかビーフカレーしか注文できない人間で、先日は今回こそは違うものを注文する、と鼻息を荒くして行ったのである。
で、、ジンガーカレー。
たぶん、ジンガー、がインド語でエビの事なのだろうと思う。
そう言うわけでエビのカレー。
これがですね、、、、、
ほんとうにほんとうにん最高すぎて、、、、
こんな感じで、エビと一緒に一口で食べる。
たまらなく美味いのです。
あのねー、、、すごいな、って思う。
全てが、ギリギリなのよ。
ギリギリの見切り、ていうのかな・・・・
塩分はこれ以上塩気が少なかったら物足りくなる1歩手前、
これ以上スパイスがきついと尖る1歩手前。
これ以上パクチー効いたらパクチー味になる2歩手前。
これ以上火を通せばエビが硬くなる1歩手前。
ライスの固さもそう言う感じ。
カレーだから、十分にパンチはあるのに無駄にとんがってない。
とんがった食べ物は好きです。カレーなんか結構そういうのを求めちゃうけど、
ガラムマサラのカレーは、なんとも、丸い。
マイルド、って意味とは少し違う。ものすごい全部が調和してるカレー。
ふと、パクチー嫌いな人、このジンガーカレーから始めたら食べられるんじゃ無いかな、、、なんて思った。
まあ、でも、そもそもパクチー大好きの僕が言う事だからあんまり信用できないよね。
それにしても美味いのですよ。本当に美味い。
どうしよう、これからジンガーカレーしか注文しなくなる・・・・
ちなみに奥さんは、なんかこういうランチプレート的なやつを食べてた。
たぶん、ダル(豆のカレー)となんだったっけな、、思い出せない・・
この杖合わせの漬物関係も美味い。
ほいで、
インドのビールと、サモサも食べたよ。
この緑色のソースがまためちゃめちゃ美味い。
今回は、奥さんの同級生、僕のブログいつも読んでくれている人は多分知ってる、
「喫茶リュノウ」
の店主、マコ、と、、
以前、アップした、よみがえる正倉院宝物展
松浦さんのこの作業の話が、死ぬほど面白くて、、
その話だけで、講演会で引っ張りだこになれるとおもうくらい、めちゃめちゃ興味深い話をいっぱい聞けたのもよかったなぁ、、、
ガラムマサラは、ほんと何食べても美味しいってみんな言う。
僕は、ほんとの話、ジンガーカレーを今回食べたのと、サモサは昔から食べてるから知ってるだけ、かもしれないけど、きっと何食べても美味しい。
かなりメニューを制覇している友人であり、宝石屋時代の部下である、かよーん、が、食べ物にすごくうるさい人なんだけど、
ガラムマサラは何食べても美味しいって言ってたし。
ちなみに、かよーんは、
ガラムマサラの最大の欠点は「食べると減る」事
という、万有引力を敵に回すような言いがかりをつけていた。
僕も実は、ガラムマサラに関しては、ひとつ、これが最大の問題、って事があって、、、
遠い・・・
京都って狭そうで結構広いのね。
だから、僕がいる奥さんの実家からだと、電車とバスを乗り継いで、ドアtoドアなら1時間はかかる。
義弟に車を借りればもっと早いけど、そしたら、ビールが飲めない。
だから、片道一時間かけて行かないとなのね・・・・
まあ、でも、それだけしても行きたいくらい好きな店があるってのは良い事だよね。