今、サントリー美術館で、


「御大典記念 特別展 

 よみがえる正倉院宝物―再現模造にみる天平の技―」

という美術展が開催されています。

      
昨年、6月に、奈良で開催された美術展で、
サントリー美術館では、年明けて1月28日から、3月27日まで。
まだまだ、十分に時間があります。





この美術展、全てレプリカです。
つまり模造品です。

ただ、これは、昭和47年から、時代時代の最新科学技術による調査・研究結果と名工の熟練の技が融合し、原宝物と同じ材料・技法・構造で忠実に当初の姿を再現した、まあ、つまり、日本の技術で作れる究極の模造品なのです。

    

         
例えば、で、ものすごい話します。
     
正倉院の実物に使われている絹糸は、今現在はほぼいない種類のカイコが作り出す極めて細い糸で出来上がっています。
そして、そのカイコが、実は東京のある一箇所だけにある桑畑で育てられている。
その貴重な絹糸を使って再現します。
 
どこだと思います?
鳥肌立ちますよ。
ちなみに僕はその桑畑を見たことがあります。

皇居です。

そう、そのカイコのお世話をしていらっしゃるのは、

上皇、上皇后両陛下 です。
   
他にも、今現在なくなってしまった染料を作るだけのために探していた植物を、そもそも植物学者である上皇陛下が、皇居内にその元になる植物がある事を関係者に進言し、そこから、育て上げて何年もかけて当時と同じ染料作ったり、

そうやって、再現されているものです。
それでも、ただのレプリカって思えるでしょうか。



さて、その再現チームに、松浦直子さん、という方がいらっしゃいます。
実は、僕の奥さんの高校の同級生です。
だから、僕らはこの美術展がやることを知った時、奈良までみにいくつもりでいました。
奈良まで行けば本人が来てくれる。
ところが、コロナの問題でやはり行けず、という状況でした。
   

   
先日、奥さんが、サントリー美術館に観に行きました。
僕は行きたかったけれど、まだ、外に出られる状態ではない。
もう少ししてから行きたいと思います。
  
奥さんが待てなかったのは、訳あって、この後、来週からしばらくの間、京都に帰らなければならず、僕の回復を待っている時間がなかったのです。
    

     

   
バナー画像の真ん中に、
    

   
「螺鈿紫檀五絃琵琶」
   
という、琵琶があります。
もー、、、実物、あ、、、レプリカ、
いや、もう、実物って言っていいね、、

実物、ものすごいらしいです。
で、これもやはり松浦さんが、一番重要な螺鈿を担当していて、高校時代一緒に画塾に行き、一緒に絵を描き、時には家に泊まり、していた同級生が、自分のやりたいことで、間違いなく日本最高峰になった事が、あまりにも誇らしく、涙が止まらなかったと言います。

まあ、それは、美術展とは関係ない事だけどね。


とにかく、すごいらしいです。
観たいーーーーーー
なんとしても観に行く。


今日で、僕は手術から1週間。
昨夜、急に、視力がだいぶ回復しました。
ただ、やはり、細かいものを観るには、メガネが必要になると思います。
(手術前からその予定です)
だから、できれば、視力が安定してメガネを買ってから行きたいけど、それは間に合わないかもしれないなぁ、、、
もう、そこは仕方ない。

とにかく開催中に観に行きます。 

 

 


ミッドタウンに、フルーツ屋さんがあるんだけど、、
そこで、フルーツの乗ったプリント、イチゴのゼリーを買って来てくれました。

おいしいー、、、、、