2/8（2日目公開練習）
この日は朝からプラクティスの男子公式練習を見にいきました。
昨日とはうってかわっての晴天で、コロラドの山々と澄んだ空気が
気持ち良かったです。
ちなみにプラクティスの写真はほぼ諦めました（汗）
なるべく肉眼で見て記憶に留めようとしたのですが、
所詮人の記憶なんて当てにならず、誰がどういう具合だったか
一部の選手以外、ほとんど記憶にありません…。
手元のメモには、殴り書きで「高橋のステップいい」 「ロスマイナーうごきいい」
とか書いてあるハズなんですが…。
高橋大輔
プラクティスリンクだと、ジャッジ逆側からしか見れないけど
高橋の曲がけ（FS）は何故かこちら側を正面にしてくれたので
少しラッキーでした。
この日、友人の1人がコロラドに到着し、プラクティスで無事会うことが
出来たのですが、昨日からの不安で、会うなり
「ケ、ケヴィンが怪我をして…」とローテンションで語りだす私。
高橋Fanなのに優しく話を聞いてくれたTさん、その節は本当にありがとうございましたm( )m
（ここ、まず見てないと思うけど…）
ちなみに、練習を終えてゾロゾロと引き上げてくる選手にまざり
目の前をムロズさんが通過した時は、思わず
「ブランドン！？」と叫んでしまったムロズ党の私です。
考えてみればムロズさんはもともとコロラド組だし、シズニー以上に
ここにいても意外でもなんでもないんですが、あまりに不意打ちだったので、つい…。
ムロズさん、超余裕の笑顔で「ハイ♪」と手を振りながら去っていきました。
↑他の選手を撮っていたら、いつの間にかフレームインしてたムロズさん
（帰国してから気づいた）
しかし、これ見ると、ひょっとしてケヴィンの方がムロズさんより背が高い？
もし今日練習に来ないようなら、棄権の可能性はかなり高くなるだろう…。
そう思っていたので、ケヴィンがちゃんと朝姿を見せた時は、ホッとした反面
本当に大丈夫なんだろうか？と思う気持ちもあり、少し複雑でした。
ウォームアップで陸上ジャンプをするケヴィン
待機中のウォームアップやストレッチはコーチの隣で黙々こなしていましたが
陸上ジャンプでは、着氷の度に足に違和感を感じるのか、軽く顔を歪ませ
腕に力が入ってる気がしました。。
（この動画では解りにくいかもしれませんが…）
曲がけは昨日と同じFSで、冒頭の4回転はちゃんと跳んできました。
ただし、他のジャンプはほぼ全て流す感じ。
曲がけ以外の時間だと、ジャンプは主に3Aをメインに跳んでいて
回転が？だけど、一応2～3度成功していました。
こっちはジェレミー・テン君。
ちなみにこの日も日本選手メインの第4グループが終ると
一緒に引き上げる人が多く、第5グループ（カナダ他）になると
私のベンチは、私と日本人女性もう1人だけという状況になっていました。
この女性（以後Nさん）とは、その時初めて言葉を交わしたのですが
今回が2度目の海外観戦ということで、こんな間近で練習が見れる事に
感激してるようでした。
特に誰の熱烈Fanというのはないそうですが、逆にその方がホッとするというか
気付けばいろんなフィギュア談義に花が咲いていました。
そして、良かったらメインリンクの見学も一緒に行きませんか？
などと話してるうちに、練習を終えたケヴィンがやってきたのですが
ここで感謝しなければならないのは、Nさんが英語能力者様だった点です(T_T）
ケヴィンもこちらの「怪我は大丈夫ですか？試合には出ますか？」
という質問に素直に答えてくれました。
「ベストなコンディションとは言い難いけど、試合には出る。
今自分に出来る範囲でのベストな演技をしたい」
そう聞いても、相変わらず「体には気をつけて」「ベストを尽くして頑張って下さい」
というありきたりの言葉しかかけられませんでしたが
それすら、Nさんがいなければろくに伝えられなかったと思うので
彼女には本当に感謝ですm( )m
というわけで、この後は女子の練習を見るためにNさんとメインリンクに移動しました。
男子と時間がカブっていたため、女子は第4グループ（アメリカ他）～第1グループ
（日本他）しか見れませんでした。
昨日と全く同じ場所に座ったのですが
例のカナディアン・アメリカンのオジさん・オバさん達も既に同じ場所に来ており
私を見るなり「ハ～イ！○○（私の名前）！」「日本の選手はこれからよ！」
と親しげに声をかけてくれます。
キャロライン・ジャン
アグネス・ザワツキー
アシュリー・ワグナー
全員調子良さそうでした。特にワグナーとザワツキ―は動きが大きくて
リンクですごく映えます。ポージングも一つ一つ綺麗。
ジャンも生で見ると、TV以上に細く見えました。
昨シーズンの姿はあまりに強烈でしたが、今の彼女なら
他のスケーターと比較しても、十分絞れていると思いました。
ちなみにこの日もシズニー、そして先程見かけたばかりの
ムロズさんがアメリカ女子の練習のみ見学していました。
そしてこの日はワグナーにプレゼントを手渡し出来たのですが…
日本人だと一言も名乗らないうちから、即日本語で「ありがとう！」と
返してくれた上、「私、日本がｆｈｋｄｌｓｋ；ｋｆ：ｄｆじゃ＠ｈｊｋｄ￥！！（英語）」
と、英語音痴にはなかなか感涙物の長文コメントを返してくれました…。
多分、どれだけ日本が好きかということを、いろいろ語ってくれたんだと思いますが
何一つ聞き取れない自分が呪わしいです（T_T）
その上、「これなあに？すごく可愛い！素敵！大切にするね！」
などと輝く笑顔で言われた日には、
と後悔しきりです…。
女神のような神々しい笑顔のアシュリー
チーム日本登場。ここでようやく真央の姿を見ました。
遙ちゃん
遥ちゃんは調子がイマイチ。
でも黒にピンクが差し色の練習着がすごくかわいいです。
手袋もピンクで、黒パンツの裾もピンク。胸元のV字にそったラインストーンも
綺麗で、それについて捌け際に軽く触れたら
「ほんとですか？やったぁ。エヘッ」
と相変わらずかわいい反応に、オバちゃんメロメロ。
佳菜ちゃん
日本では高地での体調不良がクローズアップされていたようですが
こちらではそういった不調は特に感じませんでした。
いつも通りスピードもあったし、表情も明るかったと思います。
（少なくとも中国杯よりは）
真央
初回練習ながら、クリーンな2A-3T、3-3、3Ａを1回づつ決めました！
表情も明るく、調子は良さそうです。
この練習着だとボディラインが良く解るのですが、肉付きも
多少は戻ってきたようで、ホッとしました。
ちなみに本日のラファ
女子第1グループ（日本他）が終ると、引き続き男子の夜の公式練習スタート。
本当に1日中練習三昧で、練習マニアとしては嬉しい悲鳴です。
ハードだけど、本当にコロラドまで来て良かったです。
全然脈絡ないタイミングに出てくる町田君。
彼はこういう時間外にやたら顔を出すタイプでした。（次点ナン・ソン君）
男子第2グループ
ミーシャ・Ｇ君
3Aに苦しんでました。というか、正直3Aはまだ練習でも成功率は
かなり低いのではないかと思いました。
それでも試合に入れ、飛び続けなれば、もう1つ上の位置に行けないことを
本人も良く解ってるんでしょうね。頑張ってます。
デニス・テン君
4Tと3Aで転倒しまくってました。
地上派放送の解説では「練習で調子良かった」と言われていましたが
確かに動き自体は悪くなく、転倒が多いわりには本人の表情も
暗くなかったです。本当にあとちょっとなのかもしれませんね。
第3グループ
ロス・マイナー
相変わらず調子がいいロス君。
というか、昨日から見続けて思ったんですが
安デジカメで適当に撮った写真の中でも、比較的ロス君の写真だけは
いいカンジに撮れてることが多くて、それはつまり
「どこを切り取っても絵になる」「手先まで神経が行き届いている」
という事で、こういうのって本当に生で見てみないと解らないもんですね。
私も今大会で、すっかり彼の魅力にハマってしまいました。
リッポン
リッポンも所作自体は美しいんですけど、ずっとジャンプに苦しんでて
表情は少し暗かったです。
ドーンブッシュ
アーミン君とドーンブッシュ、特にどちらがひいきというのはありませんが
それでもやっぱり全米4位より13位を優先させる事には違和感を感じたし
（たかが四大陸の3番手と言ったらそれまでだけど）
いろいろ腑に落ちない部分もあったんですが、不調なりに必死に練習する
ドーンブッシュを見たら、みんな頑張れ！としか思わなくなりました。
第5グループ、いつもはキスクラ付近に陣取る歌子先生や本田君が
なぜか登場口付近にスタンバったため、やたら近くで観れた高橋↓
3人で何か談笑中？
大会期間中、地元のスケート少女少年らが関係者席（というワケではないけど）
付近をウロチョロ出入りしては、スケーターの練習を興味深く見学したり
サインをもらいまくったりしてました。
彼らはプラクティスの一般リンクで練習しているメンバーでもあります。
練習後、地元っ子にサインをねだられる高橋
彼らへのサインを終えると、今度はこちらにいるアメリカ・カナダの
オジさん・オバさん軍団にも丁寧にファンサを続ける高橋。
一緒のフレームに収まったりサインをもらったりして
ハシャぐ彼らを微笑ましく眺めていたのですが…
アメリカのオバちゃん↓
「アラ、あなたはサインもらったの？写真は撮らせてもらった？」
私 「あ、いえいえ、私は別に…（疲れてるところ悪いし、日本人同士だし）」
アメリカのオバちゃん
「ダメよ、せっかくのチャンスじゃない！もらっとかないと！
ちょっとダイスケ！戻ってきて！まだファンがいるの！ダイスケ！ダイスケ！ダイスケェ！」
ひぃ～！ちょっとちょっと！
もうほとんどバックヤードに引っ込むところだったのに
オバちゃんの声に応える形でワザワザ戻ってきてくれる親切なダイスケ・タカハシ。
「ス、スイマセン、お忙しいのに…」
「あ、イエイエ、大丈夫っすよ、全然」
と、全く中身のない会話を交わした後、1枚だけ撮らせてもらいました…。
チーム日本の後は第5グループ（カナダ他）の出番。
ケヴィンも昨日ほど悲壮な顔付きではないし、ちゃんとスタンバってます。
足の具合は大丈夫なんでしょうか。
……。
カナダのオバちゃん↓
「アラ、あなたケヴィンのFanでしょ？写真撮らなくていいの？」
「あ、いえ、私は別に！」
「ダメよ、せっかくのチャンスじゃない！一緒に撮りなさいよ。ちょっとケヴィン、ケヴィン！ケヴィン！！」
「ひぃぃ～！((((Σヾ（ﾟﾛﾟlll ; )))))))))いや、ホントにいいですから！マジで！（日本語）」
「なぁに？恥ずかしいの？じゃあ私が代わりに撮ってあげるから、カメラ貸して！」
というワケで、私ではなく、オバちゃんが撮ってくれた
ケヴィン↓
それにしてもアメリカン（カナディアン）のオールドスケートFanは
みんな本当にフレンドリーで親切です。
英語もロクに喋れないような私の名前をすぐ覚えくれて、大会期間中
通路やトイレでスレ違うたびに、「ハーイ！○○！」と明るく声をかけてくれました。
スケートをまるで野球観戦でもするかのように楽しんでるのも印象的で
彼らのおかげで、四大陸遠征が2倍楽しくなったのは事実です。
ケヴィン・レイノルズ
曲がけはついにジャンプ全抜き
相変わらずスピンを中心に軽めの練習。一応4S（回転ギリギリっぽいけど）と
3Aを2回程度は降りていたと思います。
ダブる場面も多かったけど、SOや転倒はなく、傍目には悪くなさそうに
見えましたが、本人にしか解らない痛みや不安があるのか
何度も何度もコーチの元へ戻っていました。
印象的だったシーン↓
クールダウンや客席への挨拶を終えた後も、コーチの元へ戻り
何かを訴えるケヴィンと、その頬を優しく包み込むジョアン。
第1グループはなぜか朝見かけなかった中国勢も全員来てました。
お揃いの練習着。
↑コレ見ると、なんかウー君だけハブられてるように見えますが
実際は先月のナショナル（なぜか地域対抗戦）の
チーム別練習着なのだそうです。
グァン君は3Sの調子が悪いのか、ほとんどがダブってしまい
サルコウのみくり返し練習してました。
ナン・ソン君
昨日の好調ぶりから一転して、イマイチ調子が悪そうで
アレ？という感じでした。
4回転がなかなか決まらず、本人も浮かない顔で何度も
コーチと相談していました。
しかし、途中からジャッジ側で見学していたNさん曰く、
客席から2回ほど「你是酷！（あなたは格好良い！）」と声をかけたところ
1度目は笑顔、2度目はわざわざ「イケメン顔」を作って、彼女の前を
通り過ぎたそうで、その辺は相変わらずお茶目なナン・ソン君です（笑）
男子の公式練習が終わったのは19時半。
この後、メインリンクではアイスダンス、プラクティスの方では女子が練習中で
あと40分もすれば日本女子も来たと思いますが、私はここでギブアップ
同じく力尽きたNさんと一緒に会場を後にし、会場から徒歩7～8分の
ホームセンター「TARGET」へ向かいました。
「TARGET」
会場周辺のホテルに泊った方で、ここに来なかった人はいないんじゃないでしょうか？
日本のホームセンターより小奇麗な雰囲気で、品揃えもかなりのものでした。
私はここでバラ巻き用土産のチョコやらフレークバーやら、大量に購入しておきました。
雑貨類や文具類も非常に可愛らしい物が多くて
なんとなく原色ばかりのいかにもアメリカンな物を想像していた私には少し意外でした。
特にメッセージカード類の充実度にはビックリ。
文具屋かと思うくらい用途別にすごく沢山ありました。
（バースデーカードでも父母、兄弟、姉妹、女友達、男友達、恋人と
非常に細かくカテゴライズされてて、逆に選べませんでした…＞＜；）
結局この日以降、忙し過ぎて立ち寄るヒマがありませんでしたが
もっと買っておけば良かったと後悔中です
TARGETからホテルまでは徒歩で約10分。
Nさんと別れて、1人歩く夜道は少し怖かったですが
大通りでコンビニもデニーズもすぐ側で、明るかったためなんとかなりました。
明日はいよいよ男子SPが始まります…。