第41回 九州マーチングコンテスト:高校以上の部 | 大歩 悠(おおぶ ゆう)ブログ《悠歩路私記》

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主に吹奏楽やマーチングなどの音楽鑑賞、、ミュージカル鑑賞、舞台鑑賞、スポーツ観戦に行った記憶、感想を書き記していくブログ

10月8日は、福岡国際センターで開催されていた九州マーチングコンテストの高校以上の部を鑑賞。


この日の福岡市は、朝から雨が降っていて観客が傘を差しながらの開場待ちとなっていた。


プログラム

前半の部の1番では、佐賀商業(佐賀・32名)が出場して八木澤教司さん作曲の『「ペルセウス」―大空を翔る英雄の戦い』という曲を演奏しながら披露。

コーラスやフルートが響いて、きれいな雰囲気の始まり。ゆったりしながら見事な隊列の展開。

周回をする流れでバッテリーやホルンが力強く、トランペットが勇ましい響き。ドラムメジャーの華麗な動きのパフォーマンス。

再び、ゆったりした流れでコーラスが始まり清々しい雰囲気で、きれいな響きの演奏。

終盤に多彩な隊列の展開で優雅に軽快に盛り上げると最後は、前に出てきた部員たちが整列するようにして堂々とした締め。

きれいな響きの演奏で全体的に力強さと共に、さわやかな印象を感じたマーチングだった。

表彰式では、銀賞ながら好きな表現のマーチングを披露お疲れ様でした。
 

玉名女子高校の吹奏楽部(熊本・73:名)は、序盤に『St Louis Blues March』を演奏。力強く華々しい響きと共に隊列が展開。

きれいな響きに魅了されていたら部員たちが観客に向けて手を振っているようなパフォーマンスがあり、ほのぼの。親近感があって個人的に好きで、いいと思った。

『The Bandwagon』を演奏しながら軽快に周回。ホルンの響きも力強くフルートやクラリネットも、きれいな響き。ドラムメジャーの動きも軽やか。

多彩な隊列の展開で、サックスの暖かみがある響き。クラリネットのソロの聞かせ所もあって見事な響きだった。

最後は、『Sing Sing Sing』を軽快な演奏と動きで披露。シンバルの二人も印象深い。

「ハイ!」と声出しで元気に盛り上げ締め。動きながらでも安定した、きれいな響きの演奏で技術力と表現力の高さを示しながらも親しみやすさもあり、楽しいマーチングだった。

表彰式では、金賞を受賞して全日本マーチングコンテストに推薦おめでとう!


精華女子高校吹奏楽部OBバンド(福岡・60名)は、ファンファーレによる華々しい始まりからバッテリーが力強く響くと『美中の美』の演奏と共に軽快に周回。力強いピッコロの響き。

隊列が整然と展開していき重厚な響きで、きれいにフルートも響いていた。ドラムメジャーも華麗な動きのパフォーマンス。

ゆったりした流れになると『アルヴァマー序曲』の中盤が始まり展開。心を打つ好きな響きの演奏、感動的だった。

終盤に『GOD SPEED!』を演奏していくと大規模な隊列の展開の連続。

高揚感に満ちていた盛り上がりの流れとなって最後は、『OB's』を示して堂々とした締め。

精華の在校生と同等か、それ以上か重厚な響きや繊細な聞かせ所も素晴らしくダイナミックな展開が迫力があって、すごかった。

表彰式では、金賞を受賞おめでとう!


後半の部では、地元の北筑高校の吹奏楽部の関係者さん(保護者さん)の隣という珍しい場所から鑑賞。

周囲にも青い北筑シャツを着ている、北筑の関係者さんが多かった。

注目の北筑の出番は、後半の部の最初。

フロアに部員たちが入場してくる時に隣の北筑の関係者の皆さんが「北筑ファイト―!」というような熱い声援を贈っていた。

この出番の時の声出しの応援もマーチングの大会での良さで、初めて隣で実際に見ていて興味深かった。

北筑高校の吹奏楽部(福岡・54名)は、『エル・カミーノ・レアル』と『吹奏楽のための第2組曲』を演奏しながら披露。

重厚な響きの演奏で、周囲しながらの力強いトランペットの響き、勇ましいドラムメジャーのパフォーマンス。

サックス、クラリネット、フルートやピッコロ、ホルンの響きも良かった。

ゆったりした流れでの穏やかな響きが心を打つ演奏で感動。トランペットのソロも魅力的。

終盤に熱い雰囲気の流れで、多彩な展開を示していく隊列の動き。バッテリーやチューバの低音も力強い響き。

最後は、隊列で王冠を示すようにして勇壮な盛り上げ締め。

いつも練習の響きが聞こえてくる、地元の北筑高校の吹奏楽部。

その努力の成果を示すように九州マーチングコンテストでも今年度のマーチングは、勇ましさに満ちて見応え聞き応えがあり、かっこよかった。

きれいに響かせながら隊列を展開していた、北筑のフルートパートも素晴らしかった。

表彰式では、全国大会に届かなかったけど金賞を受賞。個人的に好きな最高のマーチングを披露お疲れ様でした!


九産大九産の吹奏楽部(福岡・81名)は、最初に隊列でロケットを描いて発射するような始まり方が、おもしろいアイデアだった。

印象深いホルンのソロ、荘厳な『宇宙の音楽』の演奏。

バッテリーが力強く響いて『星条旗よ永遠なれ』の演奏に合わせて軽快に周回。

『組曲「惑星」より木星』の演奏では、星を隊列で描いていた。

ゆったりした流れでの、きれいなクラリネットやフルート、ピッコロの響き。

終盤には、大規模な隊列が十文字で回転しながら交差していくと最後に『93』(九産)を示して堂々とした締め。

重厚な響きや繊細な聞かせ所も見事で大規模な隊列によるパフォーマンスは、壮大で見応えがあった。

表彰式では、全国大会に届かなかったけど金賞を受賞して九産らしい良さを存分に披露お疲れ様でした!


佐賀学園の吹奏楽部(佐賀・73名)は、樽屋雅徳さん作曲の『アトランティス』という曲を演奏しながら披露。

バッテリーのシロフォンやヴィブラフォンやグロッケン、オーボエやピッコロが響いていたようで、きれいな雰囲気の始まり。

重厚な響きとなって多彩な隊列の展開。バッテリーやトランペットの響きも力強く軽快な周回。ドラムメジャーの動きも華麗で軽やか。

中盤にクラリネットやトランペットの見事な聞かせ所があったようで、きれいにピッコロも響いていた。

終盤になるとカラーガードが始まり、両手にフラッグを持った部員たちが鮮やかに彩り。

これは、予想外の見せ場で驚きがあり披露していた部員たちが最高だった。

きれいな響きの演奏とパフォーマンスで、さわやかに盛り上げ締め。

表彰式では、全国大会に届かなかったけど金賞を受賞。

演奏とパフォーマンスの両方で魅了して見事に表現力の高さを示していたマーチングで、かっこよかった。

すごいぞ佐賀学園という事で最高の部員の皆さん、お疲れ様でした!


精華女子高校の吹奏楽部(福岡・81名)は、樽屋雅徳さん作曲の『Celtic Hymns』という曲を演奏しながら披露。

華々しくトランペットやトロンボーンが響いて初めて、一気に重厚な序盤。

周回しながらも各楽器が見事に響いていく。きれいにソプラノサックス、フルートやピッコロも響いていたようだった。

トランペットの聞かせ所も入り見事。力強く低音を響かせていくスーザフォン隊の存在感も、かっこいい。

心を打つ、ゆったりした流れでの演奏。きれいにフルートやピッコロ、ソプラノサックスも響いていたようだった。

終盤に雰囲気が変わり、勢いを増して多彩な展開を繰り広げていく隊列。ドラムメジャーのパフォーマンスも華麗。

バッテリーが力強く響き、大規模な隊列が壮大な展開を経て最後に人文字で『SEIKA』を示して堂々とした締めで、かっこよかった。

表彰式では、金賞を受賞して全日本マーチングコンテストに推薦おめでとう!

さすがの表現力で、まさに今できる最高の演奏やパフォーマンスだった。

また技術や表現を磨きあげて、大阪城ホールでも頑張って欲しい。


活水中学校・高校の吹奏楽部(長崎・55名)は、力強くトランペットやトロンボーンが響いて華々しい始まりから軽快に周回。

クラリネット、フルート、オーボエも、きれいに響いていたようだった。スーザフォンの低音も力強い響き。

『トゥーランドット・バラード』を演奏しながらの流れも魅力的。ドラムメジャーのパフォーマンスも華麗。

終盤に、重厚な演奏と共に船の錨を隊列で描いて迫力がある見せ場。

きれいな響きの演奏に合わせて十字架のを描きながらの盛り上げ締めは、優雅だった。

表彰式では、金賞を受賞して全日本マーチングコンテストに推薦おめでとう!


鹿屋中央高校の吹奏楽部(鹿児島・48名)は、『フラッシング ウインズ』という曲で力強いバッテリーやトランペットの響きによる始まりから軽快に周回。華麗なドラムメジャーのパフォーマンス。

中盤から『ウエスト・サイド・ストーリー』の名曲を連ねていく。

ゆったりした流れでの、トランペットのソロの見事な響き。

きれいにピッコロも響いて隊列でハートを示していたようで、心を打つ演奏やパフォーマンスだった。

終盤の『トゥナイト』を演奏しながらの盛り上げも清々しく、さわやかな雰囲気での盛り上げ締め。

表彰式では、銀賞を受賞ながら好きな雰囲気のマーチングを披露お疲れ様でした。


鹿児島実業高校の吹奏楽部(鹿児島・41名)は、ドラムメジャーがバトンを構えるようにしたり勇ましい姿。バッテリーが力強い響き。

『西郷どん メインテーマ』を演奏しながら軽快、勇壮に周回。きれいにクラリネットやサックス、ピッコロも響いていた。ゆったりした流れでの演奏が心を打つ響きで魅力的。

終盤に『天之御中主神~吹奏楽のための神話~』を演奏しながらの熱い盛り上げ。

素早く次々に多彩な展開を繰り広げて示していく隊列の動きが迫力があり、情熱的な盛り上げ締め。

『西郷どん』で鹿児島の地域色を示してアピールしながらも、きれいな響きや熱い盛り上げで表現力の高さも示して見応えがあったマーチングだった。

表彰式では、全国大会に届かなかったけど金賞を受賞して魅力的な演奏やパフォーマンスを披露お疲れ様でした!


神村学園中等部・高等部(鹿児島・81名)は、最初に『Mont Fuji(富士山)~北斎の版画に触発されて~』を演奏。

バッテリー、トランペットやトロンボーンやホルンも力強く重厚な響き。軽快な演奏と共に周回。

ドラムメジャーの動きや、バトンによるパフォーマンスも華麗で見事。シンバルを高く上に掲げたりなどシンバル隊の存在感も、かっこいい。

中盤に『星の王子様の冒険』を演奏。魅力的なオーボエのソロ。きれいにフルートやピッコロも響いて感動的。星の王子様を表すように、隊列で王冠や星を描いていた。

終盤は、『富士山』と『星の王子様』を織り混ぜて壮大な演奏や隊列の展開。華麗なパフォーマンスを続けるドラムメジャー。

勇壮な演奏や見せ場、清々しい聞かせ所や表現の両方の良さで存分に魅了してくれた素晴らしいマーチングだった。目の前で鑑賞できて良かった。

表彰式では、金賞を受賞して全日本マーチングコンテストに推薦おめでとう!

この調子で技術や表現を磨きあげて、大阪城ホールでも神村学園らしい良さで頑張って欲しい。


全出場団体の表彰結果
九州マーチングコンテストでは、選曲と演奏や趣向を凝らした多彩なパフォーマンスなど出場団体それぞれの良さがあり、九州の団体のマーチングの表現力の高さを示していた。

出場していた全団体の皆さん。
この日に向けて取り組んできた努力の成果を披露して、観客を魅了お疲れ様でした!