M協の九州予選・イン九州、カラーガード・パーカッションコンテスト2021 | 大歩 悠(おおぶ ゆう)ブログ《悠歩路私記》

大歩 悠(おおぶ ゆう)ブログ《悠歩路私記》

主に吹奏楽やマーチングなどの音楽鑑賞、、ミュージカル鑑賞、舞台鑑賞、スポーツ観戦に行った記憶、感想を書き記していくブログ

11月7日は、大分県別府市のビーコンプラザで開催されたマーチングバンド全国大会九州予選・マーチングイン九州、全九州カラーガード・パーカッションコンテスト、カラーガード全国大会九州予選を見に行ってきた。






プログラム


前半では、まずパーカッションコンテストやカラーガードコンテストなどを開催。

全九州パーカッションコンテストでは、精華女子高校の吹奏楽部が出場。

『Water』というテーマで、青い彩りが入っている衣装を着用して水をイメージするような音楽をバッテリーやピットで演奏。

流れていくような動きも見せていたようでテーマ通り、さわやかに『水』を存分に表現していて、かっこよかった。

ネットで表彰結果が発表されていて、金賞を受賞おめでとう!


全九州カラーガードコンテストでも、精華女子高校の吹奏楽部が出場。

『アイノカタチ』というテーマで、同名のMISIAさんの歌『アイノカタチ』をBGMで流しながら披露。

白い衣装を着た部員たちが、華麗な動きでパフォーマンス。

フロアいっぱいに広がってフラッグで彩っていく光景も清々しく、バラード曲に乗せての表現が感動的だった。

こちらも金賞という表彰結果で、おめでとう!


マーチングバンド全国大会九州予選の、一般の部も開催。

大分県のマーチングバンドのAnba in ‘Blue Birds!’は、豊後(現在の大分県)のキリシタン大名の大友宗麟を題材にして『Don Francisco~南蛮文化到来~』というテーマで披露。

帽子や大道具の提灯に、大友氏の家紋があったり雰囲気を作り上げていたのも良かった。

大海原のような巨大な青い布が引っ張られて去っていくと、演奏が始まっていくような流れも引き込まれる演出。

軽快な演奏やカラーガードの彩りで、府内(現在の大分市)の繁栄をイメージしていたような雰囲気。

重厚な響きの演奏も聞き応えがあり、ピッコロも響いていた。

ゆったりした流れで好きな曲『風笛』を演奏していて、ソプラノサックスのソロが心を打つ響き。

大友宗麟のキリシタンのイメージのように、カラーガードのメンバーたちが両手で白い羽根を広げるようにして駆け巡っていく光景が清々しい。

ここの流れが特に好きで、感動的だった。

終盤には、府内の繁栄を示すようにカラーガードでゴールドのフラッグで彩っていく光景が華やか。

最後は、キリシタンの象徴の十字架を掲げたり後方で戦国時代の府内の繁栄を描いているような、巨大な絵図が広がってド派手な盛り上げ締め。

大友宗麟の功績を讃えながら演奏やパフォーマンスで壮大に描き上げて、きれいな表現の聞かせ所や見せ所もあって感動的な素晴らしいマーチングだった。

表彰結果は、金賞を受賞で全国大会に推薦おめでとうございます!


福岡県のFUKUOKA DreamScouts performance corpsは、『Home』というテーマ。

『Over the Rainbow』を演奏しながら展開していく流れが好き。

椅子やドアが設置されていたり、カラーガードのメンバーたちが軽装の衣装で家庭を思わせる演出。

重厚な響きの演奏ながらも暖かみがある雰囲気の曲だったり、カラーガードも暖色系で彩っていた。

最後にドアを開けて帰宅していくようなパフォーマンスも、テーマ通りに『Home』の雰囲気を表現していたようで良かった。

表彰結果は、金賞を受賞で全国大会に推薦おめでとうございます!


後半では、マーチングイン九州やマーチングバンド全国大会九州予選の高等学校の部を開催。

マーチングイン九州では、精華女子高校の吹奏楽部が出場。

全学年の部員さんが参加していたようで、すごい人数が集まって『DREAMS』というテーマで披露。

きれいで重厚な響きの精華サウンドの演奏に合わせて整然と展開していく隊列、鮮やかなカラーガードの彩り。

枕を使った、ユーモラスなパフォーマンスで楽しませてくれる流れも好き。フルートが響いていく聞かせ所もあり、かっこいい。

終盤に『Over the Rainbow』を演奏しながら壮大な盛り上げ、虹色のフラッグによるカラーガードで彩りも見事で、さすが精華な表現力を存分に示した締めだった。

表彰結果は、金賞を受賞おめでとう!


マーチングバンド全国大会九州予選の高等学校の部では、最初に自分の地元にある北筑高校の吹奏楽部が出場して『The“L”clan』というテーマで披露。

重厚な響きの演奏に乗せて、赤や黒のシックな衣装を着たカラーガードの部員たちが華麗にパフォーマンスで彩り。

プロップに、かっこいい紋章のような飾りがあるかと思えば、それを外して使っているパフォーマンスもあった。

力強いトランペットやトロンボーンの響きが、かっこいい。ゆったりした流れのサックスの響きも好き。ピッコロの響きも良かった。

盛り上げ、聞かせ所、カラーガードの彩りや動きなど、それぞれ見応え・聞き応えがあってシックな色彩と不思議な雰囲気で、かっこいいマーチングだった。

表彰結果は、金賞を受賞おめでとう。


福大大濠の吹奏楽部は、『pulse』というテーマで披露。

カラーガードの部員たちが集まって、心臓を思わせるような演出。

バッテリーなど規則正しい響きが、テーマ通り鼓動を表しているような演出。

心臓から延びていく血管のようだったり波打つような動きが脈拍を示しているようだったり、いろいろな変化を活発な動きで部員たちが見せていく事で隊列が、生命体のように、見えていた。

フロアいっぱいに広がって鼓動を刻んでいき、去年の『HANDS』に続いて再び強い生命力を表現していたような、かっこいいマーチングだった。

表彰結果は、金賞で全国大会に推薦おめでとう!


専大玉名高校VENTURESは、『太陽と月の伝承』というテーマで披露。

プロップに謎の顔のようなイラストが描かれていて、不思議な雰囲気。

力強い響きの演奏やカラーガードの彩り、テーマ通り月を示すようなパフォーマンスもあった。

終盤に『エンター・ザ・ギャラクシー』を演奏して盛り上げていく流れが、かっこいい。

最後に地球のような柄の球体を掲げていく、壮大な雰囲気の締めも良かった。

表彰結果は、金賞で全国大会に推薦おめでとう!


大分商業高校の吹奏楽部は、『AMATERASU~All Rising』というテーマで披露。

古事記を題材にして、カラーガードの部員たちが古代の人のような衣装。

重厚な響きの演奏、雅な雰囲気のパフォーマンスも良かった。

ゆったりした流れで、きれいな響きのピッコロソロの聞かせ所が感動的。

終盤の華やかな演出やカラーガードの部員さんの舞うような姿も清々しく、力強く優雅に古事記の世界観を表現していたマーチングだった。

表彰結果は、金賞で全国大会に推薦おめでとう!


大牟田高校の吹奏楽部は、『Snow Break~希望のその先に~』というテーマで披露。

プロップに雪山が描かれていたり、カラーガードの部員たちが毛皮を来ているような衣装だったり最初は、寒そうな冬というイメージの演出。

ソプラノサックスが響いていたり、雪が描いているようなフラッグによるカラーガードのパフォーマンスが、きれいな表現。

中盤になると雪解けのようにピット、バッテリーやカラーガードの部員たちの衣装が花柄や新芽の明るい緑色の衣装に変わっていく演出が、おもしろい。

演奏している曲も軽快な響きで春の到来を祝っているような、めでたい雰囲気。

『花は咲く』を力強く演奏しながら盛り上げていく流れが、さわやかで感動的。

最後に大きな花を高々と掲げていたようなパフォーマンスが『春!』という雰囲気で良かった。

雪が溶けて厳しい冬の寒さを乗り越えた先に暖かい春がある様子を、きれいに表現していたマーチングだった。

表彰結果は、金賞で全国大会に推薦おめでとう!


佐賀学園高校の吹奏楽部は『G‐FORCE』というテーマで披露。

いろいろな科学を思わせるような、大道具や小道具を使っていたパフォーマンスが印象深い。

重厚な響きの演奏や、カラーガードの彩りも見事で進行していく。

終盤に大道具で振り子のように丸い物が揺れていたかと思うと最後には、ピットの近くの木のような大道具でリンゴが落ちるという演出。

いろいろなパフォーマンスによって物理に関する事を表現していたような不思議な雰囲気で、おもしろいマーチングだった。

表彰結果は、金賞を受賞おめでとう。


佐賀清和中学校・高校の吹奏楽部は、『ColoRhythm』というテーマで披露。

重厚な響きや、ゆったりと聞かせ所がある演奏と共にテーマ通りカラフルな色彩も印象深い。

カラーガードの華やかなパフォーマンスや最後には、佐賀清和らしく虹色の色彩を示していた表現も、さわやかで良かった。

表彰結果は、銀賞を受賞。お疲れ様でした。


この日は、別府で朝早くから夜まで、いろいろな団体のマーチングやパフォーマンスを存分に鑑賞。

どの団体の表現も、それぞれの良さがあって、かっこよく感動的で素晴らしかった。

いろいろな活動の制限があった中で、この大会に向けて準備を進めてきた練習の成果を披露していた出場団体皆さん、お疲れ様でした!