大阪桐蔭の吹奏楽部:定期演奏会 | 大歩 悠(おおぶ ゆう)ブログ《悠歩路私記》

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主に吹奏楽やマーチングなどの音楽鑑賞、、ミュージカル鑑賞、舞台鑑賞、スポーツ観戦に行った記憶、感想を書き記していくブログ

今日は、大阪桐蔭の吹奏楽部がフェスティバルホールで開催した定期演奏会に行ってきた。





パンフレット



第1部では、まず〔魔法の『夢』の世界へ〕と題して『交響詩「魔法使いの弟子」』を演奏。

ステージ後方のスクリーンに曲の雰囲気の映像が上映され、字幕で説明されていく。

そしてステージ上では、演奏曲の世界観を表現する寸劇が披露されていく。

主演は、フルートパートの部員さんだった様子。

魔法使いの弟子が、楽をしようとホウキに魔法をかけて水汲みなどをさせていくも、ホウキが暴走するように大変な事になっていくストーリーが展開されていく。

魔法使いが帰って来てホウキの魔法を解いて解決となるも、弟子が怒られる事になる締めくくり。

寸劇と共に披露していく事で『魔法使いの弟子』というのが、どんなイメージの曲なのか分かりながら鑑賞できて興味深く楽しかった。


続いて〔歴史の『夢』を訪ねて〕と題して再び寸劇と共に披露。

『リュートのための古風な舞曲とアリア』という曲から始まり、『交響詩「ローマの祭」』の曲が続いていく。

ローマのカエサルやエジプトのクレオパトラが登場してきたり、古代ローマの歴史やキリスト教史が寸劇で繰り広げられていく。

大人数による重厚な響きの演奏やコーラスやダンスなどのパフォーマンスで、壮大なテーマで表現されていったステージだった。

 キリスト教史でのグノーの『アヴェ・マリア』の演奏やコーラスが特に好きで印象深く、清々しさに満ちていた。


『交響詩「ローマの松」も寸劇と共に演奏が披露されていく。

部員たち数人が子供役を演じていたパフォーマンスもあり、ほのぼの。

大阪桐蔭の吹奏楽部も出演した大阪万博の誘致動画がスクリーンで上映されたり、大阪での万博開催と結びつけて大きな盛り上がりを見せていく寸劇と演奏だった。


第1部は、開演してから大人数によるステージ上で次々に繰り広げられていく壮大なテーマの寸劇と演奏に圧倒され、驚きと感動が入り混じったような思いで鑑賞。 

なんですか、あの表現力は。最初から大阪桐蔭すご過ぎ。いい意味で、やり過ぎ。本当にもう、すごかった!

好きな注目パートのフルートやピッコロと共に、オーボエやクラリネットの響きも好きで印象深かったようで、さっそく素晴らしかった。


第2部では、力強い『桐蔭ファンファーレ』が演奏されたり野球応援の定番曲『サーカス・ビー』の演奏に乗せてスクリーンで大阪桐蔭の、いろいろな部活が紹介されていく。

ラグビー部や野球部の部員たちによる、吹奏楽部の定期演奏会に向けての応援メッセージの映像もあった。


そして〔甲子園応援リクエスト・コーナー〕と題して、客席にバットで打ち込まれたボールをキャッチした観客が、スクリーンに表示されたリストの中から選んでリクエストした曲を演奏していく定番コーナー。

きれいな響きで選手たちを後押しの応援曲が演奏されていき、小学生から高校生まで幅広い年代の野球部などの子供たちが、次々にステージに上がってボールを打ち込んでいく進行で、ほのぼの。

根尾選手の応援曲『かっせー!パワプロ』も聞けて、かっこよく楽しい応援曲で楽しめたステージだった。


『吹奏楽部の歩み~14年を振り返って~』では、米津玄師さんの曲をメドレーで演奏しながら大阪桐蔭の吹奏楽部の歴史がスクリーンで上映されていく。

最後にカーペンターズの『青春の輝き』が演奏されて、これが特に好きで感動。きれいな響きで素晴らしかった。


スペシャルコラボコーナーでは、まず『嵐メドレー』を演奏。

オーボエの響きで始まる所が好きな『君のうた』は、活動休止が発表された事もあって今回も、大きく心に響くものがあって感動。

楽しい振り付けありの演奏、清々しくコーラスが入る『マイガール』、きれいにフルートが響いて始まる所が感動的な『One Love』など、何度聞いても好きな曲と演奏の数々で楽しかった。


今度は『ドリカム・メドレー』で、まず『未来予想図Ⅱ』や『LOVE LOVE LOVE』を披露してくれた時は、また大きく心に響いてくるものがあって感動。

軽快な動き、かわいい振り付けや歌もありの『大阪LOVER』が今回も目の前で鑑賞していると楽しかった。これいいね!

最後は『あなたとトゥラッタッタ』を演奏。これも演奏と共に歌と動きがありで、ほのぼのしながら楽しい鑑賞だった。


続いてDA PUMPのヒット曲『U.S.A.』を披露。ステージには、[大阪桐蔭のDA PUMP]が張り切って登場すると歌やダンスを披露。

ステージ後方の部員たちが、いいねダンスの時にステップしながらの演奏も今回も見ていて楽しかった。


続いて〔卒業生(12期生)を送る歌〕と題して部員たちがコブクロの『ダイヤモンド』を合唱。

3年生部員たちの卒部を実感させるような歌に乗せて、思いが伝わってくる清々しい歌声に感動。

スクリーンでは、1人ずつ3年生部員を紹介していく動画が1年生の時の写真と並べて上映されていく。ほのぼの。

部長さんが、あいさつ。楽しい事ばかりでは無かったけど、辛かった時に仲間たちの存在が大きかった思いが伝わってきたり、お世話になった方々への感謝を語っていた。


2部の最後は、『Queenメドレー』

部員たちが、QUEENの名曲の数々を演奏と共に歌やパフォーマンスで表現していく。

世代的にリアルタイムで聞いていないけど魂の叫びが聞こえてくるような、情熱的で骨太で重厚な響き。

かっこいい。本当に大阪桐蔭かっこいい。みんなかっこいい!

最後の『We Are the Champions』での高揚感に満ちた盛り上がりは、大きく心に響いてくるものがあって感動させてくれる最高の演奏だった。大阪桐蔭いいね、かっこいい!!


アンコールの流れでは、定番曲の前に中島みゆき さんの『時代』を演奏。

これも大好きな曲で聞かせてくれるとは! 穏やかで優しさに満ちた響きが、また感動させてくれる。

感動を多用の感想になってしまうけど本当に感動、ありがとう!


そして、定番の『銀河鉄道999』 コントラバスくるくるや、いろいろな楽器パートの動きや見せ場が楽しい曲。

部員たちがサイリウムで、きれいに光による演出で彩ったりもしていた。

卒部していく3年生部員たちにとってラスト『999』は、全力で盛り上げているようだった。

続いて『星に願いを』は、今年も大阪桐蔭の定期演奏会に来て良かったと思わせてくれる本当に、きれいな響きの締めくくり。これにて終演。


今年も鑑賞した大阪桐蔭の吹奏楽部の定期演奏会は、開演からミュージカルの代わりに外国の童話のような演劇や、ローマが舞台の大河ドラマという雰囲気の壮大な寸劇で圧倒してくれた。

演奏、歌、演劇、ダンス。どれもがハイレベルな多彩な表現力で、ますます「大阪桐蔭すごい!」と思わせてくれた。

聞きたかった好きな曲も、たくさん聞けて大満足で大感激。

特に好きな注目パートのフルートやピッコロとオーボエ、コントラバスの部員たちの演奏も素晴らしく、かっこよかった。


今年も定期演奏会に来てみて、ますます大阪桐蔭の吹奏楽部が人気がある理由が分かった気がする。楽しませ上手ですね。

福岡県北九州市から、遠路はるばる大阪市まで大阪桐蔭の吹奏楽部の演奏を聞きに来て良かった。楽しかった。

大阪桐蔭の吹奏楽部の皆さん。今年も濃い内容で楽しく感動的な素晴らしい定期演奏会の開催ありがとうございました、お疲れ様でした!


今度は、自分の地元:福岡県北九州市での演奏会を楽しみにしていますよ。これからも頑張ってください!!