エアープランツの『チランジア・ストリクタ』が咲きました。
ストリクタは花の美しい小型種で、南米の広い範囲に分布するポピュラーなチランジアです。
日本でも最も多く出回っている種の一つで、分布が広いため様々なフォームや変種が流通し栽培されています。
一般的にはトリコームがほとんどなく葉が柔らかいソフトリーフと、葉が硬く大柄なリジットリーフの2タイプが多く見られますね。
他にもトリコームが濃く葉が真っ白なアルビフォリアや茎が伸びるステムタイプ、巨大化するギガンティクスなど、一口にストリクタと言ってもその姿は様々です。
草姿にはかなりの違いがありますがどのタイプも花は似たような感じで、大抵のものはふっくらとしたピンク系の可愛らしい花序を出しますね。
我が家にはソフトリーフとリジットリーフ、ステムタイプの3タイプがありあり、ステムタイプはこの間咲きましたがソフトリーフとリジットリーフが今回同時に咲きました。
葉が柔らかいソフトリーフ。
この個体は花序が白っぽく、お気に入りのストリクタです。
あまり見かけない系統なので、すごく大事にしている株ですね。
硬葉のリジットリーフ。
株が大柄な分花序も大きく、なかなか見応えがあります。
色は標準的なピンク色。
別なリジットリーフにも蕾が。
違うお店で購入したものですが恐らく上のリジットリーフと同一個体かと思われます。
先日開花したステムタイプ。
草姿はストリクタっぽくないですが花はストリクタそのものといった感じで、濃いピンク色の可愛らしい美花でした。
ストリクタは花が美しい上に成長が早く丈夫で、1~2年に一回のペースで咲いてくれます。
しかも子株が増えやすく数年で立派なクランプになるので、育てていて楽しいチランジアですね。
丈夫、成長が早い、増えやすい、花が綺麗とチランジア栽培の楽しみを一気に教えてくれる、ビギナーにオススメな優良種だと思います。