エアープランツの『チランジア・フンキアナ』が咲きました。
ベネズエラ原産の小型銀葉種で、茎を伸ばしながら生長する長茎タイプのチランジアです。
姿は似ていませんがアンドレアナに近縁の種で、確かに花だけ見るとアンドレアナにそっくりですね。
朱色とも思える目の覚めるような非常に鮮やかな赤色で、数あるチランジアの中でもあまり見られない花色です。
この種は一回の開花で一つしか花を咲かせないため他のチランジアのように長期間の観賞はできませんが、開花した時の喜びはより一層大きいですね。
筒状の花は長さ4cmほどとチランジアの中では結構大きい方なので、一つだけでも意外と見応えがあります。
フンキアナは開花しにくいと言われますが、直射日光に当てて毎日潅水すれば普通に咲いてくれます。
一説には夏に冷房を使用すると咲きやすいとも言われていますが、どうなんでしょう?
自生地は標高300~600mの炎天下の崖とあるので、特に暑さを嫌うとも思えないのですが。
むしろ冬の寒さに滅法弱く、開花させるよりも無事に冬を越させることのほうが難しいような気がしますね。
銀葉種の多くは潅水を控えれば凍らない程度の低温には耐えるのですが、フンキアナの場合同じ感覚でいっちゃうと間違いなく枯れます。
なので冬場は他の銀葉種よりも暖かく、より過保護にしないとダメみたいですね。
一見クランプのように見えますが実は上方の3株と下方の3株はそれぞれ別の個体で、買ってきたものをそのまま一緒にしただけのなんちゃって群生株です。
花が無ければほとんど見分けは付きませんが、同一個体でない以上やはり開花期にズレがあるため、咲くとバレちゃいますね。
全体像
背景を変えて(無駄に)