食虫植物の『ネペンテス・ボングソ』です。
スマトラ島中部の高山帯に自生する着生ネペンテスで、代表的なスマトラ高山種の一つです。
ピッチャーは個体差が激しく様々なタイプがありますが、一般的には襟の発達した暗色系のピッチャーを付けるものが多いようですね。
実はこの株は我が家では二代目のボングソで、初代のボングソはズボラでテンションが不安定なアブノーマルガーデナーの手によって葬られてしまいました…
ちなみにこの株は山田食虫植物農園さんが販売している、西スマトラ州のグヌン・ガドという山で採集された系統です。
まだ購入したばかりですし何せ若い苗なので特徴が薄いですが、見本の画像を見る限りでは襟幅の広い黒っぽいピッチャーを付けるようですね。
参考画像。大きくなるとこんな感じに。
まぁ何せ個体差が激しいので、この苗がそのままこのような姿になるかはわかりませんが。。
性格上テンションにムラがありまくりなので、そもそも特徴が出るまでちゃんと育てられるのかもわかりませんし。。
とりあえず希望としては襟幅が広くてドス黒い、いかにも凶悪そうな感じのピッチャーに育ってくれたら嬉しいですね。
色彩の美しい種類も魅力的ですが、そもそもネペンテスは生き物の命を奪い栄養源にする食虫植物です。
捕食者っぽさというか敵キャラっぽさというか、ゴジラで言えばビオランテとかデストロイヤみたいな禍々しいグロかっこよさを求めてしまいますね。
全てのもの破壊するとんでもない破壊生物…的な、勝った方が我々の敵になるだけです…的な。
バイオ怪獣ビオランテ(第二進化形態)
完全生命体デストロイヤ(完全体)
他にもこんな禍々しい敵キャラ達も
戦闘破壊獣バトラ(幼虫)
戦闘破壊獣バトラ(成虫)
宇宙凶悪戦闘獣スペースゴジラ
公害怪獣へドラ
サイボーグ怪獣ガイガン
宇宙怪獣オルガ
えー、話がかつてないほど脱線してしまいましたが、スマトラ高山種グループの中でもこの種はわりと低い標高の場所にも自生するため、耐暑性はある程度備わっているようです。
さすがに冷房がないと夏場はピッチャーを付けなくなりますが、見た感じそれ以外の成長にはさして変化はないようですね。
ボングソの自生する環境は頻繁に霧が立ち込めるような湿度の高い冷涼な蘚苔林で、そのような環境を再現できれば真夏でもピッチャーを付けてくれるのかもしれません。
ちなみにコンポストは軽石+バーク+クリプトモスに表面ハイゴケマルチと、シンガラナと全く同じ内容です。
ハイゴケ大盛りにしすぎたかも。
自生地のボングソ(ネットから)
苔むした樹幹に生えるバリバリの着生種です。
ボングソのアッパー(ネットから)
禍々しいロアーから一変、シンプルな爽やか系イケメンに。
しかしこのボングソって名前。
どういう意味かはわかりませんが、どうにかならなかったんですかね…