自分にとっての重大事は
他のことよりも優先すべきです。

なぜなら
その重大事がある限り
他のことへ集中することは
困難だからです。

例えば
「自分は背が低いからダメだ」
という重大事を抱えていたら
何をするにもその「ダメ」が
足を引っ張るからです。

お酒を飲んだりして
騒いだりしたり、
ゲームや漫画やお芝居などに
熱中したりして
一時的に忘れることはあります。

でもその「ダメ」が
なくなったわけではないので
心はその「ダメ」を
抱え続けています。

心は無限に抱えることは
できませんから
その「ダメ」を抱えながら
他を抱えようとしますので、
自然と自由に抱えられる量が
限られます。

その「ダメ」を抱えていない状況と
抱えている状況とでは
もちろん抱えていない方が
自由で元気でしあわせです。

だから
そんな重大事を
抱えていたら優先して扱って
とっとと解放してあげることが
感じるしあわせを
増やしていくことに
とても役立ちます。

重大事を解放できない場合は
それを扱う場がない場合が
ほとんどでしょう。

信頼できる人がいて
その人がその重大事を
批判も評価も下さずに
ただ共有してくれるなら
それが扱える場となります。

しかしその
批判も評価も下さずに
ただ共有する、ということが
一般にはとても難しいことなので
それが扱う場がない理由と
なっています。

例えば
「自分は背が低いから
ダメだと思ってる」と言えば

「そんなことないよ」
「背が低いなんて関係ないよ」
「あなたは背が低いうちに入らないよ」
「考えすぎだよ」
「もっと大事なことがあるでしょ」
「私はそう思わないよ」
「背が低い偉人もたくさんいるよ」
「○○さんの方がもっと大変だよ」
などなど、

批判や評価を下されてしまいます。

元気づけられたり
否定されたり
嘲笑されたりして
「あーあ、話さなきゃよかった」
という経験を過去にしていて、
もう同じ経験は絶対にしたくない
と思って話さないように
なってたりします。

そうして
「有るもの」なのに
「無いもの」として扱うように
なってしまいます。

それは例えば
100㎡の部屋なのに
入ってみると80㎡しかない部屋
みたいです。

柱があるから面積が減ってる、とか
パイプスペースがあるから減るんだよ
とか、その差の20㎡の理由を
後付けで創作していたりするのと
似ています。

本来は100㎡なのに
その「ダメ」が20㎡を占領してるので
自由になる面積が80㎡になる感じです。

そんな重大事を
とっとと扱う場をみつけて
とっとと解放してあげることで
その20㎡は自然と自由になり
本来の100㎡の部屋になります。

メンタルコーチを利用するのが
簡単です。

でも
話を批判も評価も下さずに
ただ共有してくれる人を
見つけられれば、
その人との間でも
扱えるかもしれません。

ただ、批判も評価も下さずに
ただ共有することが
一時的にはできても
継続的にするのは
なかなか難易度が高く、
共有される側の負担が大きいですので
プロのメンタルコーチでもなければ
そのあたりの配慮もすると
解放まで続けやすくなるでしょう。




お読みいただき、
ありがとうございます。

プロコーチ9年目、常楽でした。



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自分を知り、自分を解放する方法
主観的な「劣等感」、客観的な「劣等性」