何の担保もなく
何の保証もなく

自分がどんなに失敗しても
自分がどんなに裏切っても
自分がどんなに醜くなっても

信じ続けてくれる存在。



そんな存在があったら
どんな感じがしますか?

すごくありがたくて
すごく尊くて
すてきな感じがしますよね。

「内なる自分」も
そんな存在のひとつです。



例えば、
自分の利益を守るために
相手との約束を
一方的に反故にして
「約束したよ」と追いすがる相手を
無視して逃げた。

そんな自分を
「内なる自分」は
すべて見ています。

見ていた上で
信じ続けます。



例えば、
相手が勘違いしていて
そのまま勘違いし続けてくれたら
自分に利益が転がり込むと思った。

その利益が欲しいから
相手の勘違いをそのままにして
その利益を得た。

その後に相手から
「勘違いしてた」と言われたが
「それはあなたの責任」と譲らずに
自分が得た利益を守った。

そんな自分を
「内なる自分」は
すべて見ています。

見ていた上で
信じ続けます。



例えば、
明かに自分の責任で
相手に迷惑をかけた。

かけたけど
怒りを見せたら
相手は何も言ってこなかった。

何も言わないから
謝罪はせずに
何もなかったことにして
その場を立ち去った。

そんな自分を
「内なる自分」は
すべて見ています。

見ていた上で
信じ続けます。



例えば、
自分は何もしていないのに
相手に迷惑をかけたものと
された。

怒る相手は自分を責めてくる。

それでも
相手が怒らせることを
何かしたかもしれないと思い
「ごめん」と謝った。

相手は言いたいことを
言いたいだけ言って
去っていった。

そんな自分を
「内なる自分」は
すべて見ています。

見ていた上で
信じ続けます。



例えば、
自分が約束を忘れたために
相手に迷惑をかけた。

約束を忘れただけなのに
相手にいろいろ言われて
腹が立った。

約束忘れたことで
起きた事態の収拾しようと思ってたが
いろいろ言われてイヤになって
何もせずにその場を立ち去った。

そんな自分を
「内なる自分」は
すべて見ています。

見ていた上で
信じ続けます。



今の自分から
過去の自分を見ると
「あれは失敗だった」と
見えることがあります。

当時の自分と
今の自分が違うから
失敗と見えます。

当時の「内なる自分」は
当時からそれを
信じてくれていました。

今、失敗と感じることは
繰り返しやろうとは
思いません。

そんな成長を
「内なる自分」は
信じてくれています。



さらに、
今の「内なる自分」は
将来の自分が
「あれは失敗だった」と
思って改善していくことを
信じてくれています。

つまり、
「内なる自分」は
今の自分が何をしても
必ずしあわせになっていくと
信じてくれています。

何をしたとしても
それを経験や糧として
より優れた自分へと
成長していくものと
確信しているわけです。

そう思うと
「せざるを得ない選択」などなく
「したいように選べる」ことばかりです。



何があっても
自分を信じてくれる存在を
思うと、
心があたたかくなります。

あんなにひどいことをした自分を
見捨てない「内なる自分」

「私はあなたが
しあわせになると確信してるよ」
ずっとそう思ってくれてます。




お読みいただき、
ありがとうございます。

プロコーチ8年目、常楽でした。



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