KATOのキハ85系新製品と共に発売された動力ユニットを2種類購入しました。一方はホビーセンターカトーブランド、もう一方は仕様の異なるKATOブランドの製品です。

 

2両分の動力ユニットで、赤色タグがホビーセンターカトーブランドの「キハ85系増結セット用動力装置」(品番28-231),緑色タグがKATOブランドのASSYパーツから「キハ84ひだ・南紀 動力ユニット」(品番6037-2B)及び「キハ84 動力台車C-DT57」(品番6037ZD1)です。

 

動力ユニットに動力台車を装着済みとした動力装置です。開封して中間車のボディに装着するだけで動力車にすることができます。

 

増結セット用としてトラクションタイヤなし(ゴム付タイヤなし)の通常車輪を装着してあり、基本セットの動力車と2両で組成した長大編成(分割併合編成)での協調運転が可能です。

 

上から見ただけでは、トラクションタイヤの有無は判りません。

 

次にKATOブランドの動力ユニットです。

シャーシーにモーターが搭載されたキハ84用の動力ユニット単体で、動力台車は装着されていません。

 

別売の動力台車(トラクションタイヤ付き)2組を購入して、動力ユニットに装着して動力装置として組み上げる必要があります。

 

動力台車を組み付けるには、動力ユニットで床下機器を表現したモーターカバーを取り外して作業します。モーターカバーは前後端の両側面上部にある固定爪(4ヶ所)で装着されており、固定爪部分の下付近を指で強く摘まむことでロックが解除されて取り外すことが出来ます。ドライバーの先などでこぜて無理やり引き抜こうとすると固定爪が破損することがあります。

 

最初に、動力台車の黒色の中間ジョイントを動力ユニットのモーター前後にある黒色カップの穴に押し当てて、中間ジョイントを指先で回しながらキッチリと勘合する位置を探し当ててから奥まで挿入します。

 

次に動力ユニットの側面にある灰色の台車勘合用スロットに、片側の台車枠上方の円弧状の部分を挿し込んだ状態で、台車上方に突き出た集電板が動力ユニット側の集電板に接触していることを確認した上で、反対側の台車枠を回転気味にしながらスロットに勘合させることで動力台車が装着できます。

 

両方の動力台車が装着し終わってから、モーターカバー(床下機器)の固定爪(前後に長短の差があって嵌る方向が決まっている)をシャーシーの取付穴に合わせて押し当てればパチンと嵌り、これで通常のトラクションタイヤ付き動力装置が完成です。

 

2組の動力装置を車両に装着することにします。本来はキハ84-0番台用ですが、キハ85系の中間車ならばどの車両にも装着可能です。ホビーセンターカトーブランドの増結セット用(トラクションタイヤなし)は、購入前の予定を変更して、4両基本編成(岐阜方 キハ85-0番台+キロハ84+キハ84-0番台(M)+キハ85-1100番台)と分割併合編成を組む富山編成(キハ85-1000番台+キハ84-300番台+キロ85 富山方)のキハ84-300番台に組み込むことにしました。

キハ84-300番台を分解して、手前にホビーセンターカトーブランドの増結セット用の動力装置を並べてみました。今回は室内灯を装着していませんが、室内灯用の照明板を保持するための保持柱が、座席パーツに6本建っており、ボディの窓間の柱位置に来るように設計されて窓越しに見えないように工夫されています。ところが、手前の動力装置はキハ84-0番台に合わせて設計してあることから、これから装着しようとするキハ84-300番台とは窓間の柱位置が異なっており、窓からは柱が丸見えになる筈です。

 

KATOブランドの動力装置は、今回購入した4両増結セットB(品番10-1888)のキハ84-200番台に組み込むことにしました。やはり照明板の保持柱が、窓間柱の位置と合致しておらず丸見えになる筈です。

 

上から、基本セットのM車であるキハ84-0番台(品番10-1404),ホビーセンターカトーブランドの動力を装着したキハ84-300番台(品番10-1405),KATOブランドの動力を装着したキハ84-200番台(品番10-1888)です。やはり照明板の保持柱が6本とも丸見えですが、此処は目を瞑って運用の自在性を優先することにします。

 

4両のM車が出揃いました。右端の京都丹後鉄道のKTR8500形に改造した車両を除くと、キハ85系としては18両中のM車が1両から3両に増加したことで、従来は1編成以外は留置状態だったのが、一挙に稼働3編成となりました。

 

寝っ転がったままの姿で終わるのは見っとも無いので、最後はシャキといきましょう。

左からキハ84-12,キハ84-203,キハ84-303,KTR8501のM車群。

 

他にもキハ85系のASSYパーツを購入していますので、またの機会にお披露目します。

 

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