KATOから発売されたばかりのキハ85系の新製品が届きました。1991年に最初の製品（第一世代製品）が発売されて以降、2004年に車両構成を変更した製品（第二世代製品）が発売され、2017年にはキロ85とキハ84-300番台を加えたリニューアル製品（第三世代製品）が発売されました。今回発売された新製品（第四世代製品）は、今迄に製品化されていないキハ85形200番台・キハ84形200番台が加わったのが特徴です。
製品ラインナップは、①4両基本セット（品番10-1886），②3両増結セットA（品番10-1887），③4両増結セットB（品番10-1888）の3種類です。①と②は第三世代製品の車番違いのほぼ同じ構成（詳しくは →こちら）です。私は第三世代製品をフルセットで所有していますので、今回はキハ85形200番台・キハ84形200番台で構成された③4両増結セットB（品番10-1888）のみを購入しました。
「キハ85系＜ワイドビューひだ・ワイドビュー南紀＞ 4両増結セットB」（品番10-1888）です。
上から、①キハ85-1108，②キハ84-9，③キハ84-203，④キハ85-202です。
同形式車両毎に、基本番台と200番台とを比較する形で違いを確認します。最初は前面貫通形先頭車のキハ85です。
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①キハ85-1108（上側），④キハ85-202（下側）です。200番台は、当初の100番台（定員64名）の車端に男性用小便所を増設して200番台（定員60名に減少）とした車両で、小便所増設に伴い客用乗降扉が客室側に移設され、100番台では乗降扉寄りにあった客室小窓（100番台→1100番台化に際してブラックアウトされた部分）のなくなった姿が再現されています。
次は中間車のキハ84です。
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②キハ84-9（上側），③キハ84-203（下側）です。0番台（定員68名）に対して、200番台は車椅子対応設備として客用乗降扉や車内仕切扉の幅を広くすると共にカウンター付の車内販売準備室を備えた車両（定員64名）で、乗降扉の広幅化（750mm→1000mm、扉窓は同寸）と共に客室側に移設された結果、反対側の車端にあった客室小窓のなくなった姿が再現されています。
次は、キハ85・キハ84の200番台に共通な変更点です。
前面貫通形先頭車のキハ85で、奥側が1100番台，手前側が200番台です。
中間車のキハ84で、奥側が0番台，手前側が200番台です。
先頭車・中間車とも200番台は、紀勢線の「南紀」用として後年に増備された車両で、屋根上機器の形状が角ばった物から丸味を帯びた物に変更され、キハ84には水タンクが増設されています。それぞれ、配置の変更と共にその姿が再現されています。（キハ85で手前側が200番台）
今回の製品から、キハ85-1100番台の乗降扉の横（両側面とも）に「車椅子マーク」が追加されています。
付属品は3種類のセットに共通の説明書（＝KATO_HPのASSY表 PDF →こちら）の他に、行先表示シールと消灯スイッチ用ドライバーが添付されています。車両に追加取付が必要なパーツはありません。
製品に添付された行先シールですが、先回の第三世代製品（品番10-1404/1405）のもの（上側）に比べて、今回の第四世代製品（品番10-1886/1887/1888）のもの（下側）は、一回り大きなサイズになりましたが、印刷されたマークは疎らに配置されています。
今回の行先シールで印刷されたマークが疎らになっているのは、列車名/行先を示すタイトル毎に自由席/指定席の区分に対応した号車番号を明記すると共に、印刷位置をずらせる事でユーザーに判り易いように工夫されているからです。
今回購入した増結セットB（品番10-1888）は全てT車ですので、別途販売される増結セット用（トラクションタイヤなし）の動力ユニット（品番28-231）も予約してあります。キハ85系用の各種ASSYパーツは3月9日に発売される予定です。
・KATO鉄道模型ホームページ | 製品詳細 | キハ85系<ワイドビューひだ・ワイドビュー南紀> (katomodels.com)
（ ASSY表のPDF →キハ85系〈ワイドビューひだ・ワイドビュー南紀〉 ）
・ [KATO] Assyパーツ情報 (usrfiles.com) https://77b0d97b-7c57-4af9-84ef-06189931aae3.usrfiles.com/ugd/cca703_b4d7a9b2cf334374859fac9c971b326b.pdf
【追記】 2024.3.14 同時に発売された4両基本基本セット（品番10-10886）は7両用ブックケース入りとなり、3両増結セットB（品番10-10887）は3両用紙箱ケース入りで基本セットのブックケースに収容可能な構成になりました。
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