過去にマイクロエース製のED71で、ダイキャストが膨張する不具合が発生し、メーカーで無償修理して頂いたことがあり、以降は年に1度は定期点検することにしています。今年は、例年通りの4月に実施できず、6月2日にマイクロエース製品の定期健康診断を実施しました。
手持ちのマイクロエース製品で、動力ユニットに無関係な客車・貨車を除いて、保管棚から取り出してきました。それぞれの車両の健康状態を目視点検・走行試験でチェックしていきます。目視点検で先ず歪み・膨張などの異常がないかを確認してから、走行試験を行います。最初に取り出す際に、クモユニ82-800+クモニ83-800のセットを出し忘れたままで集合写真を撮影してしまいましたが、確認試験中に気が付きました。
走行試験は、R315の小判型エンドレスを使用して、低速~通常速度、高速の2段階で、それぞれ時計回り・反時計回りに3周ずつ周回させます。異音なくスムーズに走行するか、ライト類の点灯状態も併せて確認します。
昨年春の健康診断では、2編成で要治療(修理要)と要精密検査(詳細点検要)が見つかりながら放置され、今春の検診予定日に思い出すも、御殿場線のクモハ73加工作業に忙しく、治療と精密検査が一昨日の6月1日になってしまいました。
当該の2編成は、①小田急ロマンスカー3000形SSE車(A-2152)と、②キハ65系「エーデル丹後・シュプール」(A-2390)です。①小田急SSE車は目視では異常ないのですが、走行した際にキュルキュル音を伴うので分解点検するも異常は見られず、清掃後に再組立・注油で復活。②キハ65系エーデル丹後は動力シャフトが両台車とも抜けており、思い出すにアーノルドカプラーを他社製の密連カプラーに交換しようと動力台車を外したところで、自在ジョイントが抜け落ちて収拾がつかなくなり放置していたのが原因で、ダイキャストには異常ありませんでした。手間取りましたが、元通りに組み立てて注油するだけで無事に復活しました。
では、今年の健康診断を開始します。先ず当該の2編成から走行試験を行い、引き続き全車両の確認を行いました。
①小田急ロマンスカー3000形SSE車(A-2152)
②キハ65系「エーデル丹後・シュプール」(A-2390)
③キハ65系「エーデル鳥取」(A-2392)
④北近畿タンゴ鉄道KTR001形「タンゴエクスプローラー」(A-2771)
⑤智頭急行HOT7000系「スーパーはくと」(A-2050)に、増備した2両を思い出し、8両編成(実車は5両~6両編成)で実施。
⑥JR東海371系特急「あさぎり」(A-1070)
⑦R西日本113系7700番台小浜線色(A-2693)
⑧伊豆箱根鉄道1100系(A-1065)
⑨キハ38登場時(A-2750)
⑩キユニ28(A-0718)
⑪213系5000番台・登場時(A-2661)は、M車なしの増結セットでライト確認のみ。間違えて検診に加わり、次の車両があったことを思い出す!
⑫クモユニ82-800(A-1171)のM車+クモニ83-800(A-1172)のT車
⑬DD50 2次型敦賀機関区(A-8901)
⑭DF90 ARC塗装(A-8203)
⑮DF90茶色(A-8205)
⑯秩父鉄道デキ200型グリーン(A-2071)
⑰秩父鉄道デキ300型青(A-2075)
定期健康診断の発端(→こちら)となった⑱ED71 1次形(A-0140)、これで終了。
今年の健康診断の結果は、ライトのチラつきもなく「全て異常なし」でした。何よりです!
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