昨日(4月17日)、マイクロエース製品の定期健康診断を実施しました。

 

手持ちのマイクロエース製品を保管棚から取り出して並べています。これから、それぞれの動力車の健康状態を目視・走行でチェックしていきます。

 

事の経緯は数年前のこと。久々に走行させようと、保管箱から出してきたED71の不調から始まりました。

通電しても安定走行ができず、良く見るとボディの両端が反り返って湾曲していました。

 

このようにボディが反り返ってしまったのは、動力ユニットのダイキャスト成型品が膨張してボディを圧迫したためでした。この車両は、2005年1月発売の際に新品を購入して以来、数年に一度の割合でしか走行させておらず、10年以上経過してから異常の発見に至りました。メーカーの修理担当者に電話連絡して相談した結果、ダイキャストの製造過程で不備(不純物の混入)があったようで、時間の経過と共にダイキャスト成型品が膨張してしまう不具合が内在しているとのことでした。無償修理扱いにて、このダイキャストを改善品に交換していただくことが出来ました。

 

修理後、数年経過した状態です。湾曲していたボディも自然に元に戻り、走行もスムーズです。このような経緯から、同社製品の動力車を定期的に一斉点検するようになりました。

 

最初にブックケース入りの製品から着手します。ブックケース入り車両セットの動力車は中間車であり、単独写真では車種が判り難いため、代理で先頭車を並べています。

ディーゼル特急群で、左側から①キハ65系「エーデル鳥取」(A-2392),②キハ65系「エーデル丹後・シュプール」(A-2390),③智頭急行HOT7000系「スーパーはくと」(A-2050),④北近畿タンゴ鉄道KTR001形「タンゴエクスプローラー」(A-2771)です。それぞれの動力ユニットのダイキャスト形状・走行状況に異常なし。

 

電車群は、⑤小田急ロマンスカー3000形SSE車(A-2152),⑥JR東海371系特急「あさぎり」(A-1070),⑦伊豆箱根鉄道1100系(A-1065),⑧JR西日本113系7700番台小浜線色(A-2693)で、何れも状態良好です。

 

次は、2両セットです。

特異な車両は、⑨クモユニ82-800(A-1171),⑩キハ38登場時(A-2750),⑪キユニ28(A-0718)で、これらにも異常は認められません。

 

ディーゼル機関車群は、⑫DD50 2次型敦賀機関区(A-8901),⑬DF90茶色(A-8205),⑭DF90 ARC塗装(A-8203)で、こちらも健康です。

 

最後は電気機関車群。⑮秩父鉄道デキ200型グリーン(A-2071),⑯秩父鉄道デキ300型青(A-2075),⑰ED71 1次形(A-0140)で、3両とも問題なし。

 

今回の健康診断では、すべて健康で良好な状態を保っていました。4月17日に実施したのは、417と書いて「よいな!」との確認の意思を込めて。0417と書けば「おしいな!」になるぞと言っているのは誰? 何処のメーカーの製品に限らず、定期的に動作チェックして整備しておくことは、安定走行を楽しむ上では必須の作業ですね。

 

【関連記事】

マイクロエース R5春の定期健康診断を実施

マイクロエース R4初夏の定期健康診断を実施

マイクロエース R3春の定期健康診断を実施

・マイクロエース R2春の定期健康診断を実施