先回のオハネ25の分解手順に引き続き、再組立の手順についての説明です。
再組立は分解の逆手順で行えば可能ですが、この製品で特に留意する点も説明します。
① 室内パーツの取り付け
![イメージ 1](https://stat.ameba.jp/user_images/20190902/20/yururunotoki/d3/37/j/o0640048014570290842.jpg?caw=800)
② 窓ガラスの取り付け
![イメージ 2](https://stat.ameba.jp/user_images/20190902/20/yururunotoki/7b/35/j/o0640048014570290856.jpg?caw=800)
寝台側の窓ガラスから取付けます。 窓ガラスは、窓の縦寸法が小さくLの刻印(522の右下)があるのが寝台側用です。窓にキッチリと嵌め込んで下さい。
![イメージ 3](https://stat.ameba.jp/user_images/20190902/20/yururunotoki/01/a8/j/o0640048014570290872.jpg?caw=800)
次に通路側の窓ガラスを取り付けます。窓ガラスは、窓の縦寸法が大きくRの刻印(522の右下)があるのが通路側用です。窓にキッチリと嵌め込んで下さい。
![イメージ 4](https://stat.ameba.jp/user_images/20190902/20/yururunotoki/76/ca/j/o0640048014570290895.jpg?caw=800)
デッキの扉窓やトイレ窓・洗面所窓がピッチリ嵌ってない時は、綿棒等で内側から押し込みます。
③ 床板の取り付け
![イメージ 5](https://stat.ameba.jp/user_images/20190902/20/yururunotoki/1c/eb/j/o0640048014570290910.jpg?caw=800)
床板の固定爪は、車体に開いた4箇所の角穴を通して窓ガラス下辺と勘合されます。位置関係を示します。
![イメージ 6](https://stat.ameba.jp/user_images/20190902/20/yururunotoki/e0/2d/j/o0640048014570290926.jpg?caw=800)
床板(下回り)は、平らな場所に置いて、車体を上から被せるようにするのがコツです。床板を手に持って中空で車体に被せようとすると、往々にしてウエイトが外れ位置がずれてしまい床板が浮き上がってしますので何度もやり直しが必要になり、悪くすると集電板まで外れてしまい益々酷いことになります。
![イメージ 7](https://stat.ameba.jp/user_images/20190902/20/yururunotoki/ff/37/j/o0640048014570290944.jpg?caw=800)
被せた車体を床下固定爪で固定するには、床下が車体と分離しないように指を回してしっかり保持してから持ち上げて、固定爪付近を上下に摘まんで強く押して、窓ガラスの取付孔にパチンと勘合させます。
④ 屋根板の取り付け
![イメージ 9](https://stat.ameba.jp/user_images/20190902/20/yururunotoki/26/f7/j/o0640048014570290956.jpg?caw=800)
屋根板を取付ける前に、ホロの固定爪を受ける箇所(2本の爪)が曲がってないか確認して下さい。写真の状態でしたら大丈夫です。
![イメージ 8](https://stat.ameba.jp/user_images/20190902/20/yururunotoki/7d/c9/j/o0640048014570290978.jpg?caw=800)
車体の片端から、屋根板を車体に割り込むように挿入して、屋根板の固定爪を順番に窓ガラス上辺の取付孔に挿めていきます。これで屋根板の取付が完了です。オハネ25では屋根板に決まった方向性はありません。
⑤ ホロの取り付け
![イメージ 10](https://stat.ameba.jp/user_images/20190902/20/yururunotoki/79/b1/j/o0640048014570290997.jpg?caw=800)
ホロは、上側の固定爪から挿し込みます。
![イメージ 11](https://stat.ameba.jp/user_images/20190902/20/yururunotoki/40/32/j/o0640048014570291022.jpg?caw=800)
次にホロ下側の爪を挿し込みます。
![イメージ 12](https://stat.ameba.jp/user_images/20190902/20/yururunotoki/11/73/j/o0640048014570291042.jpg?caw=800)
これでオハネ25の再組立が完了しました。関連車両の分解・組立は次回に改めて説明します。
これらのKATO旧製品は、ユーザーが分解しない前提のためなのか、数十年前の設計ながらピタリと隙のない見事な合わせ具合の良く出来た製品です。従いまして、分解・再組立に際しましては慎重な作業とある程度の経験が必要です。思わぬ破損などが起こる可能性もございますので、分解・加工・組立は自己責任でお願いいたします。