今回は新103系のヘッドライト・テールライトの電球をLEDに改装(LED化)してみます。

以前に投稿した「KATO 新103系の分解方法(3)」(→こちら)で下回りを分解した際に、ライトケースの項でLED化時にライト基板の説明をしますと記載していました。

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床上にネジ止めされたライトケースを外します。

 

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ライトケースを裏返すと茶色のライト基板が見えます。

 

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このライト基板は、銀色のライトケースに嵌めこんであるだけですので簡単に外すことができます。

 

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ライト基板にライト用の電球が付いた状態で取り出すことができました。
 

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電球は、ヘッドライトとテールライトの丸穴にそれぞれ挿し込まれていました。


 

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上側の電球がヘッドライト用、下側の電球がテールライト用です。また基板上の部品はダイオードで、進行方向に従って点灯すべきライトのみに電流を流すための部品です。基板のライト側がヘッドライト用、手前側がテールライト用で逆方向に取り付けられています。


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電球のLED化に際しては、この基板のみを利用することにします。基板に半田付けされたこれらの部品(4点)を全て取り去ります。裏側の半田付け面に小形の半田ゴテ(20W)で部品の足が半田付けされた箇所の半田を熔かして、一箇所ずつ順に抜いていきます。取り外しのテクニック詳細は別途記述します。基板から後方に突き出た線バネ状の集電線は外しません。写真で左側が加工前、右側が部品を取り外した加工後です。

 

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LED化時に部品の取付穴をすべて利用するため、基板の一番手前のパターンを一箇所だけ切断します。カッターナイフで切断箇所の両側に切り込みを入れてから、取り去る部分に半田ゴテを当てて暫く加熱すると綺麗に取れます。基板の加工はこれで終わりです。


次回は、LED等の部品を取付けます。

 

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