スマホをかざして
シャッターボタンを押せば
誰でも数秒で美しい写真が撮れる。
自動的に色味や質感の調整まで
スマホがちゃちゃっと
やってくれます。
それなのに
わざわざ時間と手間を費やして
専用道具や作画スペースを用意してまで
絵を描く理由ってなんなんだろ~
って
ふと考えてみたんです。
私の答えはこれです。
「好きなものを思う存分、心ゆくまで愛でたい!!」
風景や花々、イラスト、パステル曼荼羅アートのような幾何学模様など
これまでいろんなものを描いてきました。
どんなものを描く場合でも
私は時間をかけて描きます。
短くても30分
長いと数日間かけて
何度も描き直します。
(右は方眼紙にイメージ画を描いて、パステルで着色したもの)
色、形、質感、雰囲気、構図。
モチーフの細かい部分にまで
心のスポットライトをあてて観察するし
モチーフの良さを
すべて紙に表現しようと試みます。
「この雲のここの部分が超いい」
「あの空の色やばい~!!
パステルの〇番と△番を重ねたらあんな色になるかな?」
「なんて可愛い花
花びらが1枚ずつ形が微妙にちがうんだなあ」
いつも脳内でブツブツ言いながら
描いています
観察すればするほど
描けば描くほど
モチーフのすてきな部分が見つかるので
楽しくてしょうがない
思った通りの作品が
サクッと仕上がるわけじゃない。
一発で「よし!いい感じ!!」なんて
ほぼほぼない。
そういう試行錯誤の時間、
ああだこうだ言いながら描いては消してを
繰り返す時間も
また楽しさの一側面です
全然思うように描けなくて
ガッカリすることもたくさんあるけど
私はいつも、何かを描きながら、
「かわいいね〜よーしよしよしっ」
なんて、
ムツゴロウさんみたいにモチーフを
わしゃわしゃ撫でまわしているのです