ふと
焼肉を娘と食べに行きたい
と思い
誘ってみたら
「今日、ずっと”焼肉食べたい”って言ってた」と。
前を通るたび気になっていた
炭火焼の個室焼肉へ。
引き戸を開けるとチャイムが鳴り
店員さんが来るまで待つ。
案内され移動し始めると
娘が振り向き
「ドア閉めて」と。
戸が開けっぱなしでした。
4人掛けの椅子席へ通される。
テーブル上に丸い木製のお盆、真上から吊り下げられた煙突のような円形の筒。
開店から1時間も経っていないがすでにお客さんが来ているらしく、周囲から話声が聞こえる。
タブレットで入力していると、ドアがノックされ、店員さんが箸やおしぼり、トングが入ったカゴを持ってきてくれた。
入力を終え、しばし待つ。
何も来ない。
喉も乾いた。
とりあえず、水飲みたい。
しかし水は来ない。
不安になり始めた頃、店員さんが鉢を抱えて入室。
鉢に炭が入っており、網が張られている。
テーブル上の丸いお盆に鉢を置き、煙突の下へセットし煙突を少し下げスイッチオン。
炭をおこすから時間がかかるのかと納得。
ふと、テーブル上の肉の片りんに気づく。
私「これ何?」
娘「牛脂」
網に塗り付け肉を焼く。
なるほど。
やがて、肉、サラダと来るが、渇望しているウーロン茶はなかなか来ない。
最初に飲み物が来ると思っていたから戸惑った。
サラダで水分を補いつつ、とりあえず肉を焼く。
「ウーロン茶、忘れられてない?」
不安が募る。
喉がカラカラ。
(帰る間際になって、サービスメニューに「水」と「水ピッチャー」があったのを発見)
娘「何か頼んで、その時(ウーロン茶のこと)言おう」
と提案。
サービスメニュー(無料)からおろしダレ注文。
入力からほどなくしておろしダレ到着。
すかさずウーロン茶の話をすると
「すみません。今、作っています」
ウーロン茶を作る?どの段階から?栽培から?
と訝しんでいると、他の店員さんが
謝りながら持ってきてくれた。
やはり忘れられていた可能性大。
言って良かった。
娘は牛タンと白飯が大好き。
土鍋ご飯1合、完食。
これまで、娘は牛タン以外食べなかったので
守られていた私の聖域(牛タン以外)
でも和牛カルビを食べ、おいしさを知ってしまった娘により
聖域は破られる。
良い焼き加減になった頃、奪われる肉。
食った気がしない。
娘「ごはん食べな」
白飯と肉によって満腹感は得られると。
私は、ごはんを食べないので野菜と肉をいっぱい食べたい。
と主張すると
娘「肉だけじゃいつまでたってもお腹いっぱいにならんよ。お金いくらあっても足りん」とピシャリ。
結局、娘の牛タンおかわりでシメ。
ウーロン茶1杯では足りなかったので、水頼んでいい?と娘に聞くと、「もう帰るからダメ」とピシャリ。
残った氷をかみ砕く。
タブレットで会計、店員呼び出しすると
店員さんが伝票を持ってきてくれた。
タブレットで注文履歴が見られて、金額を確認しながら注文できたので、合計金額にビクつくことなくお会計に向かえました。
会計後「よかったらどうぞ」と、レジ前のグリーンガムをすすめてもらう。
「(ガムくれるサービス)いいよね~」と言いつつ、初めて食べた娘。
「歯磨き粉の味する~!(けど)焼肉のにおい一瞬で消える~!」
と満足気。
娘と行くと、「高いからダメ」「いる?」と注文にダメ出しが入るので、私にとって、接待焼肉。
今度は、ひとりで行きたい・・・