こんにちは!
昨日はひな祭り。一年の中に五つある節句の中の一つで、「桃の節句」でしたね。
この週末は薬膳の学びが重なり、昨日は荒神谷博物館で開催された、広島国際大学・医療栄養学部の神田博史先生の講演会に参加していました。
テーマは「日常に活かす薬草〜温故知新の食薬同源と健康長寿」
薬剤師でもある先生のお話は、植物の効能から日本の歴史・文化や医療まで、とても内容が濃かったです。
ちょうど桃の節句だったので、桃と言う植物の力についてもお話がありました。
木へんに兆 と書く「桃」は、
たくさんの実り・豊穣を現します。
桃の種である「桃仁」は婦人科の薬にも使われています。
そして、厄除けになり、北東にある鬼門に植えられる木であること。桃はとても良い香りがしますが、日本の風習(行事)は香りで祓う、とも言っておられました。
桃太郎の鬼退治の物語、は「桃」が「鬼」(牛のツノと虎のパンツをはいて描かれる=丑寅・鬼門)
を退治するんだよ、とか。
面白いですよね!
神話でも、イザナギがイザナミに会いに黄泉の国へ行った時、「桃の実」を投げて助かるお話があります。
桃の霊力に祓いの力があるのでしょう。
日本の神話や風習のなかに、古くからの薬草の知恵が
伝わっているんですよね。
古代出雲薬草探究会のメンバーで、一昨年の夏に
神田先生の研究室を訪れてお話を伺ったことがあります。
「医療栄養学」というテーマで学べる学生たちは、
とてもいいなぁと思いました。
医食同源で、病気になる前に「食」で体を整えていくことはとても大切だから。
残念ながら、先生はこの春退職されるのでこの講演会が現役最後となるとおっしゃっていました。
本当に深いご研究をされているので、
また学びの機会をいただけたらなぁと思いました。
先生の作った薬草園で
笑いを交えながらの盛りだくさんの講演会でしたが、
一番心に残ったのは、このお話。
「植物観察会とかしていると、先生、これは薬草ですか?何に聞きますか?とよく聞かれる。
特別、薬効がないとわかると…もう無視、無関心です。これも植物なんだよ。いっぱいあるんだよ。
飲んだり、貼ったりするだけが薬草の働きではない。
見て、触って、匂って、五感で味わって癒されたら
それだけで十分。癒されたら、すべて薬草。」
なんかね、先生の植物や自然への畏敬や愛を感じて、
とても素敵だなと思ったんです。。。
もうひとつ、2年間通わせていただいた「中医薬膳宇津原教室」。
国際中医師の宇津原知世美先生の講座がひとくぎりとなり、中医薬膳アドバイザーの認定書をいただきました。
まだまだ学びの途中なので、正直アワアワしてしまいますが、出来るところから、皆様のお役に立てるカタチでシェアしていきたいと思っています。
宇津原先生の講義も面白すぎて!
笑いのレベルが高いんです。。。
難しい内容でも、先生から聞きたい♡と思ってしまう。
5月26日(日)には、荒神谷博物館で
宇津原先生の「夏の養生 講演会」がありますので、
気になる方は予定しておいてくださいね!
そして…
今年は私自身も「アロマ×風水薬膳®」についての講座を準備中です。
こちらは日本漢方薬膳協会の堀江先生と一緒にすすめています。
また詳細をご案内いたしますね!
今日もハッピーな一日を♡
【残席2】3/31(日)
☆全国の開催予定は、こちらから
〜身体と心をととのえて健やかな毎日を~
☆自然の中で、身体と心を解放するプチリトリート
今年度は4月からスタートします!お楽しみに☆
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楽しい遊び&学びをご一緒しましょう♪