5月の読書記録です。
(荒ぶってお茶を入れたらノートにはねてしまいましたです)
上から順に、
1)
なつかしのぽてとタウンに歯医者の定期検診でお邪魔した時に、ついでに立ち寄ったお気に入りの書店で見つけて、購入しました。
キングさんの御本はだいたいどれも分厚いので、文庫でもわりとよいお値段ですが、女性だけが繭に包まれて眠り込んでしまう奇病が世界中で流行って…という内容と、息子さんとの合作というのが面白そうだったので、上下巻をビシッと買ってみました。
対策が「寝ない」しかないので、目が覚める効能のあるものが買い占められてしまったり、病院が大混雑したり、繭の成分が何かが空気中を漂ってまわりにうつるのではないかとか、街をロックダウンして夜は外出できなくなったり…という描写があったので、てっきり最近書かれたものかと思って、ふむふむキングさんはあの頃の混乱をこういう風に描かれたのだな…と思いつつ読み進めたのですが、巻末のあとがきに2017年と書いてあって、全然前でしたねとびっくりしました(笑)
謎の病で世界が大変なことに…というテーマの作品の中では、「スタンド」も大好きですが、今回の御本も読み応えがありました。
結末がわりと爽やかだったのと、眠ってはいけないというのはかなりしんどいと思うので、そのあたりの大変な描写がもっとあるかと思ったりもしましたが、ふわふわの繭に包まれて目覚めなくなるというのはわりとロマンチックなのに、うっかり王子様が繭をはがそうとするとどうなるか…というシーンは読んでいてだいぶビクッとしました(๑⁼̴̀д⁼̴́๑)
2)
たいがの道兼さんが朗読なさるということで、N○Kの100分で読む番組を最近拝見しています。
ドイツの作品と言えばカフカくらいしかちゃんと読んだことがないな・・・と思って観始めましたが、解説の中で「デカダンスの記録者」というワードが出てきて俄然興味が湧きました。
番組でやっている作品は大作そうだったので、とりあえず先に、きんどるさんの読み放題ラインナップにあったこの作品を読んでみました。
冒頭で主人公のおじさま(わりと裕福)が、異国の風を感じる男性を見かけて旅ごころが燃え上がってしまったシーンを読んだ時点でおやおや・・・と思いましたが、まんまとタイトルどおりのヴェニスに行き、ホテルで出会った美少年にずぎゃんとなって、その子の部屋の前に立ってドアにおでこをこつんとしているところでは、もう哀愁漂う猫背が目に浮かぶようで、ドン引きするかと思いきやなぜかきゅんとする自分もいて、不思議な気持ちになりました(笑)
3)
↑の本を探している時に、きんどるさんが読み放題でおすすめしてくださったので読んでみたら面白くて、続きは電子で購入しました。
公認会計士でぶいぶい言わせていた方が、おくさまに住まいを追い出され、いろいろあって子猫を拾ってシェアハウスに住む話です。
犬派としても思わずほっこりする子猫の描写がもりだくさんでしたが、それ以上に、蔦がはう歴史あるお家は素敵なのに、ムカ○と戦わねばならないのか・・・!というのにびっくりしました。
(北の大地にはほとんどいないらしく一度も見かけたことはないので、たまに本州の方のお話を聞いて想像して怖さが増すばかりです・・・・)
4)
最近出た↑の続きです。
風変わりな住人たちと子猫のほっこりシェアハウス物語かと思いきや、1巻目でそこまで気に留めていなかった設定の背後にはなかなかシリアスな理由があったとわかって、さらに読み応えがありました。ますます続きが気になります・・(///・へ・///)
本日のばくちく小ねた
ゆうたさんに続いて、
ギターのおふたりの出番なのですね。
ギターズと書いてあるのがなんだか嬉しくて、ぐっときました。
ギターのおふたりは作曲もしながらで大変と思いますが、美味しいごはんを楽しく食べて作業できますようにと祈っています。