美しいあっちゃんのお名前が
表紙に三箇所、
裏にも一箇所、
さらに背表紙に2箇所、
これでもかと言うくらいいろんなフォントでちりばめられていて素敵です。
クリアカバーをかけて汚れないようにしたので、とりあえず茶の間の机の上に置いて、毎日のように開いては少しずつあっちゃんの言葉をたどっていました。
2006年以降のものはだいたい読んでいますし、雑誌の切り抜きで保管しているものも多いですが、
読み返してみると、
特に夢見る宇宙くらいから最近のインタビューでは、こんなに別れや終わりについてお話されていたんだなと改めて思いました。
(あと近年は今井さんのこともいっぱいお話してくださっているなと思いました。)
別離を経験された時の心の動きを丁寧にお話しなさっていて、最初はこうで、少し時間が経つとこう感じて・・というのが、まさに10月から自分が経験していたもので、あっちゃんの不在で感じた想いをあっちゃんに解説されている・・という不思議な気持ちになりつつ、そういう想いをたくさん経験されて、いろんなひとの気持ちに寄り添ってくださるあっちゃんだからこそ生まれた歌詞たちなんだなぁ・・と思うと、曲を聴くのが少ししんどくならなくなりました。
とは言え、
日にちで予測できるしょんぼりもあれば
よくわからない急降下もあるので、
何もしたくないくらい沈んでしまった時のために、
何度でも読み返したいところだけを
去年の手帳に書き写しました。
(もざいくをかけています)
厳選したのですが、24ページにわたりました。
1週間くらいかけて書き写し終えたので、御本は我が家のばくちく小部屋に収蔵することにしました。
奥の書棚には、会報をしまっています。
ちなみに素敵なシャンデリアは、
CT3の横アリ公演でステージや客席上にたくさん吊るされていたシャンデリアから作られたメモリアルグッズでした。
(我が家にお迎えしたのはシャンデリアA)
それだけでなく、売り上げの一部は熊本へ寄付されるチャリティプロジェクトでもありました。
以下、もしもまだ御本の購入を検討中の方がいらっしゃいましたら参考になればと思い、個人的グッときたポイントをメモ書きいたします。
奥付のトップにART DIRECTION&DESIGNとして秋田さんのお名前
あとがきで編集長が書いてくださっていますが、表紙や裏表紙のデザインだけではなく、一冊丸ごと担当してくださったということですものね。金光さんも秋田さんも長くBUCK-TICKがすごくお世話になっているおふたりですが、このおふたりの組み合わせを拝見することはこれまでなかったので、武道館はいったいどうなるのかと不安に思いながら過ごしていた怒涛の年末の中、金光さんが秋田さんにお願いをして、おふたりが見えないところで懸命にお仕事をしてくださっていたのだな・・・と思うと胸が熱くなりました。
(一方で、金光さんが秋田さんに依頼なさった時のことを想像すると、森の奥深くに住む神秘的な魔法使いさんのお家を訪ねていくこぐまちゃんのような光景も思い浮かんで、少しほっこりしました。)
おふたりがタッグを組んでくださったからこそ、この速さで、こんなに可愛らしく格好良く素敵な御本が生まれたと思います。
本当にどうもありがとうございました。
あっちゃんのハワイで海水浴バカンス
時々、歌詞に波打ち際とか海が登場しますが、ヒデさんならともかく海辺のあっちゃんはちょっと想像できないな・・と思っていたのですが、本当に体験なさったこともあったのですね。
インタビュー中のあっちゃんのそばにいて、あっちゃんの言葉に「少年のように微笑む」と描写される若今井さん。
人の顔型マイクでレコーディング(比留間さんインタビュー)
SEXY STREAM LINERはBUCK-TICKの熱血一番(サボる人1名)
ネパール後の入院中、今井さんが持ってきてくれた本を1ページで挫折したあっちゃん
あっちゃんからちょくちょく仕掛けられるおやじギャグらしきものに毎回とまどう金光さん
音人さんがばくちくインタビューによくつけてくださる、(微笑)が好きですが、(悩笑)もあったと初めて知りました
(2002.4音人復刊号)
年齢をひとつ上に間違って言って怒られる金光さん。あっちゃんへ贈ったお誕生日のプレゼントが氷山の一角であることに落ち込む金光さん。(かわいらしい)
ソロアルバムのタイトル「愛の惑星」を口に出してお互い照れるあっちゃんと金光さん。
ステージのお酒の理由。(谷崎さんインタビュー)
Lucyのみなさんがとても細いので、ちゃんとごはんを食べているか心配する母のようなあっちゃん。
トリビュートアルバムがすごいと今井さんからメールをもらって真夜中にかけつけて、わくわくのおふたり。
髪の毛カットまだいけますアピールをなさるあっちゃん。上手なのは猫の声のみならず。(山路さんインタビュー)
たまに髪の毛がぐっと短くなっていたのは、本人希望だったのですねと微笑ましく思いつつ、そんなあっちゃんが異空-IZORA-ではずっと長めでいてくれたのは、ヒズミちゃんがいたからかなと思いました。
そして、右からと左からのお顔の雰囲気の話も興味深く、ではもしかして舞夢マイムなんて特にそこを使い分けて動いていらしたのか・・!?と、もう少し元気になったらライブ映像をちゃんと見返したくなりました。
あっちゃんに新妻ごっこをされる金光さん。
金光さんがBUCK-TICKとの付き合いが長くて、あっちゃんのことを大好きなことも存じていましたが、まさかそんな可愛らしいあっちゃんとの時間まで過ごしていらしたとは知りませんでした・・・!!
ありがたさを噛み締めつつしんみりしながら読んだ御本ですが、唯一、なんですと金光さん!!とちょっと鼻息が荒くなった箇所でした。
自適ブログで垣間見えるゆうたさんの丁寧な暮らしぶりにいつも感嘆させられていますが、あっちゃんも若い頃からきちんとしていらしたのですねとますます尊敬の念が深まりました。
(その一方で、ヒデさんのお家のトイレを流さないゲームをなさったりもしていたのですものね・・笑)
八木さんの展望(八木さんインタビュー)
既に一度ガーター終了の検討がされていた(八木さん的には)のですね。
急なガーター0はさみしいですし、あっちゃんに納得してもらうのはかなりの難事業だと思いますが、八木さんが仰るような装いのあっちゃんも、すごくいいですねと思いました。
夢見る宇宙あたりから、思いどおりやり切れた、とアルバムインタビューで話すようになるあっちゃん。
メール以外では無口な今井さんとのインスピレーションのキャッチボールを楽しむあっちゃんと、直球で今井さんに突撃するご兄弟。
(DADA DISCO-GJTHBKHTD-の秘密)
孤独は悪いものばかりじゃない、という話を音人2016.10でもなさっていたあっちゃん
この号では、今井さんと共作歌詞になったFUTURE SONGのこともお話しされています。
THE MORTALのみなさんからのメッセージ
BUCK-TICK以外のバンドでもしっかりフロントマンとして引っ張っていかれる姿を遠くから拝見して、誇らしくもちょっとさみしくやきもちをやいていたのを思い出しますが、今回村田さんのメッセージを拝読して、もーたるの打ち上げなのに最後はそういう展開だったのですね!?(ゆうたさんまで・・!)とびっくりして、教えてくださって大感謝しました。
RPGならあっちゃんは愚者。後ろでずるずるひきずられるけれど、みんなといると魔法が使える。
今井さんが描く少年の勇気と孤独。(PHY vol.12〜No.0〜)
あっちゃんにバレンタインのチョコ対決を挑まれる金光さん。(PHY vol.15〜代体でDIQ後)
メールだとけっこうぐいぐい来る今井さん。忘却の歌詞について。(PHY vol.17〜ABRACADABRA)
あっちゃんの気持ちに寄り添ってゆっくり丁寧に聞き取ってくださる金光さんが、ただ聞くだけではなく、肝心なところではちゃんとあっちゃんに、忘れないですよ、救われた人もいっぱいいますよと伝えてくださっていて、読んでいて、「そのとおりです金光さん!!伝えてくださってありがとうございます!」とぐっとこぶしを握ったのを思い出します。
遺された側の喪失感。時間が経つにつれて変わる思いと堂々巡り。ラストスパートの始まり。(PHY vol.19〜Go-Go B-T TRAIN、恋)
目が覚めた時のあぁ・・と思う気持ちとか、少し経った今の気持ちとか、本当にそのとおりだなぁとかみしめました。
そんな話をきちんと受け止めつつ、ここが素敵だと思いますと的確にお伝えできる金光さんも流石プロですねとしみじみありがたく思いました。
AFTER SHOW
毎号、ポラロイドプレゼントのページに小さく書かれたこのコーナーから溢れ出る金光さんのあっちゃんへの愛を拝見するのが大好きだったので、1993年から2023年までぎゅっと詰め込んでくださっていてとても嬉しかったです。
特に、大変なシチュエーションの中でフクロウと会話を試みるあっちゃん、意外とドラマに詳しいあっちゃん、誕生日辞典で盛り上がる仲良しばくちく、リモートインタビューで垣間見えるあっちゃんの日常に興奮なさる編集長・・あたりがお気に入りです。
そして、夜想(詩集)の存在はうっすら知っていましたが、金光さんが過剰な愛を注いで編集なさったというのを今回初めて知って、ぜひともこちらもCD付きで復刻していただきたい・・・!!と強く思いました。
(会報とか、何かで再販希望の意見を出せる機会があったら忘れず書こうと思います。)
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以上、受け取って1ヶ月近く経ったこともあり、あまり重くなりすぎないように感想などをざっと書いてみました。
金光さんと秋田さんでなければ、他の誰がどんなに時間とお金をかけても、こんなに愛の詰まった素敵で格好良く読み応えのある御本を生み出すことはできなかったのではないかと思います。
それをこの早さでやり遂げてくださったおふたりと、関わってくださったみなさまがたに、心から感謝いたします。