もちろんある。
若い頃、当時はそれこそネコも杓子もスキー、スキー、スキー、の時代でして。
私は、運動全般において、何一つまともに出来た試しのない残念な人間やから、スキーなんてものは、絶対にやりたく無かったんやけど。
グループでスキーに行こう!なんて時に、そのメンバーに好きな子がおったりすると、心穏やかでなくなって。
もう、あかんに決まっとるのに、一緒について行ったりして。
当然に、華麗にシュプールなど描けるはずもなく。
コテンパンにひっくり返るわけで。
二度とスキーなんてやるもんか!
と、硬い決意をするものの、また、好きな子がメンバーにおったりすると、性懲りもなく、鼻の下ビローンでついて行って、鼻の下どころか、全身が雪の上にビローンと伸びるんである。
私も若かったんやな。