そのデビュー作「晩年」の最初に収録された「葉」の冒頭で例のヴェルレーヌの詩のすぐ後に出て来る一節。
見ようによっちゃ、嫌な、あざとい冒頭やなーなんて事も思うけど。
で、死のうと思っとったとこに、お年玉として、夏に着るものを贈られて、夏までは生きてみようと思うと。
人間が生きたいとか死にたいとか、意外と、そんな些細な事で左右されてしまうもんなんかもなーって思った。
さっきまでのドン底が、ほんの些細な誰かの言動で気分が急激にV字回復するなんて事もよくある話で。
そうかと思うと、「幸せは一日遅れて来る」なんてのもあるわけで。
待ってる時にはなかなか来ない幸せ。
ドン底の時は、腹をくくって、どっぷりとドン底に浸るのも意外と悪くなかったりするし(笑)
まあ、ドン底に慣れ過ぎるのもどうかとも思うけど、ちょっとくらいならね。
そもそも、それがドン底かどうかも分からんけど、考えても答えが出ん時は、「考えるな、感じろ」やね。
直感で動くのも大事かも。
太宰治のように強く腹をくくっては生きれんけど、なるべく平穏に。
選ばれてないから、恍惚も不安も少ないけど、不安は少なく、恍惚は多めにあったら楽しく生きていけそうね。(;^_^A
実は、銀座のバー「ルパン」には私も一度だけ行った事がある。(;^_^A
さすがに太宰のマネとかはせんかったけどね。