やりたい事と求められる事と。 | 目立ちたがりの小心者

目立ちたがりの小心者

声楽レッスンのことやら。(永久休止)
ギターをやってた時のことやら。(挫折)
減量ネタにも飽きて。(リバウンド)

色々とやってみたものの、もはや気力体力が無く、普通の日記やらレポートやらが中心な何の役にも立たない自己趣味のブログになり腐ってます。(;^_^A

以前から、ステージに立つ「演者」さんは、常にお客さんが「求める事」をやるべきやと思っとるんやけど。

最近、とある演者さんが言われた事に妙に納得して、なるほどなーと。

 

私はたまたま、その演者さんの演目?で好きなものがあって、それをやって欲しいなーって事をずっと言っとってね。

それを演者さんご自身にも、ちょっと要望めいた感じでお話ししたりしとって。

 

そんな中で、演者さんが言われた事。

自分も料理人のようにお客様が望まれるメニューをお出し出来ればいいのだけど、限られた条件の中で毎回毎回「今回は、今は何がいいのか?」を一生懸命に考えながらやってて、なかなかに一人ひとりのお客様の望み通りのものをお出し出来ないので、次は何が見れるのかなー?と思って見てて欲しくて、演者としてはどの演目でも自信を持ってお届けしてるので、絶対楽しんでもらえるはずと。

 

そりゃそーだ。

演者さんだって、常に自分のお客さんの事を考えて、今は何を披露したら喜んでもらえるのか、それを考えとるわけで。

お客である私は、もちろんやって欲しいものもあるけど、ライブというのはその場限りの一期一会。

その時の空気とか場所とか季節とかお客の雰囲気とか、そう言ったもので変わってしまうから、そんな中で何をやるかの選択は演者さんにとって非常に重要な事なんやろなと。

 

そして、受ける側の我々お客は、それをいかに楽しめるかという事なのかなと。

演者さんがなぜ今日これを選択してやってるのか、それには理由があるはずで。

新作(新曲)をやるのか、旧作や、名作、定番をやるのか、また、過去作にはアレンジを加えるのか、オリジナルのままやるのか。

そんな膨大な選択肢の中から、今その瞬間に何が求められるのかを考えて考えて披露されるんやよね。

 

演者さんと受け手、それが絶妙にシンクロした時に素晴らしい瞬間が実現するわけやけど。

それを実現する為に演者さんはいつも真剣に考えられているんやなと。

そんな当たり前の事を教えられた気が致します。

 

改めて、素敵な演者さんやなと思って、これからも出来る限り受け止めて楽しもうと、そんな気持ち。

楽しみや~!!