平面から立体へ 私が楽しいと感じるとき | 人生をいつくしむために装うパーソナルスタイリスト大阪・関西・東京・神戸・京都 JUN’s blog

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昨日は、パターンの勉強に行って参りました。




私は、洋服の製図をみると、いつも前職で使っていた『Stomap すとマップ』を思い出します。

すとマップとは、

                                    


このような形をしておりまして


「Stomap =stomach(胃)+map(地図)」の意味です。普段、袋状になっている胃を開いた状態


(展開図)におきかえて、癌や腫瘍の位置情報を共有し、その癌がどのように影響していくのか、


質的診断なども考慮し治療に活かしていきます。


CT、MRIも同様です。体幹の断面図のどこに、どのような病巣が広がっているのか、頭の中では3D


とし
て把握し検査を行います。


洋服でも似ている部分があると思います。このカーブは、腕の付け根のどこと縫製されるのか?


このダーツで、どの位くびれが出来るのか?


胃は、人によって形状も胃壁の状態も違うため、それぞれにあった工夫を加え検査のアプローチし


ていきます。


服も同様に、素材によって、縫い代や型紙を変えていかなければいけません。


平面から立体へ、または立体から平面へ。


まずは頭の中で理解し、次は手先の技術。自分の思ったようには簡単にはいかず、慣れるまでには


大変苦労しますが、私はこの立体の構造の成り立ちを理解することや、頭で想像していたものが、


実際立体的に出来上がったときの達成感が好きなようです。


スーツで言うなら、肩まわりがあっていない多くの要因は、肩の構造と機能の理解不足からくるもの言われて


います。「腕」「肩甲骨」「鎖骨」の関係は重要です。また、靴で言うなら、ご自分の足の基本的な構造が


分かっていたら、より自分に合った靴を選ぶことができます。


素敵な装いをするにも、快適な着こなしをするにもまずは、身体の構造を知ることは大切であるということです。


既製品では限度がある部分もありますが、身体の骨の成り立ちや解剖学の知識をあわせ、お洒落でありながらも


個々のお体にあわせた洋服の提案をしていけたらと、思っています。


今日は、ファッションとは、あまり関係ない少しマニアックな私事でした。










Bloom & Riches 貴方らしく 上品に


山本 純