今日たまたまTVをつけたら(いつもはそもそも観ない)、
年代別に刺さった曲を紹介していて、最近の若い世代はどんな曲を聴いているのだろうと興味があって観ていた。
ちなみに、個人的にはクラシック好きで
「歌詞のある曲なんて他人の言葉だし、しっくりこない」
と思っていつもは積極的に聴いたりはしていない。
でも、そこで紹介されていた歌の歌詞は本当に素晴らしくて、
胸を打たれて涙がこぼれるほどだった。
若い世代が小田和正さんや中島みゆきさんの歌を聴いていると知ったのも新鮮だったが、その番組を観ていて思ったのは、歌は本と違って平等だな、ということだった。
私は商業出版しか知らないので、特にそう思うのかもしれない。
プロフィールがあって、肩書きがあって、その道の何かしらのプロで提供できるものがある。
だから、ある意味著名人だからというだけでも本は売れる。
一方で歌は、思っていること、感じていること、伝えたいことを伝えるというのは同じだが、聴き手は、この人はプロだから、と思っては聴かないと思う。
胸に伝わる歌かどうか、それだけで判断されると言っても過言ではない。
自分はプロだから、という上から目線の歌詞では支持されない。
だからその人の地位とかポジションとか関係なく、いい歌はいつの時代も忘れられることはないのだろう。
改めて、作詞家、作曲家、歌手はすごいなと思った。
限られた時間で、文字数で、全身全霊で情熱をぶつけてくる。
まさしくアーティストなのだと思った。
そういう伝え方っていいなと思う。
今はこうしてテキストがメインだけど、私もアーティストでありたいな、と思った。
歌が歌えれば、言葉が通じなくても、目の前の人を勇気づけられるかもしれない。
習ってみようかな。