私事で大変恐縮ですが、今年の5月に結婚しました。
引越やら何やらでバタバタしてあっという間に3か月が過ぎた頃、「気づけば来月はお盆ではないか、そうだお墓参りにいかないと」と思い、夫に聞いてみるとあまりお墓参りに行く習慣がないと言います。
うちの実家は一部墓標が樹木のこともあり、草刈りや植木の剪定など手入れしないとお墓が草木だらけになってしまうので、多い時で毎月お墓参りに行っていました。
家によって結構程度が違うものなのですね。
で、お墓の場所を聞くと、父方は分かるが、母方の方はもう何年も行っていなくて分からない、と言います。
「なんと、お墓の場所が分からない、ということがあるのか」
そう思いました。
少し離れたところに住む義母にお墓の場所を聞いてみることに。
住所は分からないとのことですが、偶然にも私の実家からそこまで遠くないところにあるようです。
この辺りの道沿いにある、とのことでGoogle mapで大体の場所を確認し、Googleストリートで道路を一緒に確認していきました。
小一時間探しましたが、見当たらず、でも、行けば分かる、との義母の言葉を信じて、翌週探しに行くことに。
都心から高速を使って約2時間、「このあたり」だという道を慎重に探していたら、
確かにありました!
「本当にあった!」
と一気にテンションが上がり、早速うちの家のお墓を探します。
「けっこういい場所にある」ということしか分からず(笑)、一体いい場所がどこなのか分かりませんでしたが、入り口からほど近い場所に見つけました。
墓誌の記載も確認し、間違いないようです。
10年近くもお墓参りに行っていない夫いわく、きっと草ぼうぼうだから草刈鎌と剪定ハサミ、ノコギリ、バケツと雑巾など諸々装備していきましたが、草一本生えていませんでした。
砂利が敷いてあってその下はコンクリートで固めてあるようです。
立派なお墓でした。
お墓の掃除をしてお線香をあげ、手を合わせるとほっとした気持ちでいっぱいになりました。
帰宅して義母に報告すると、実はそこには義母の父母しか眠っておらず、母方の先祖代々のお墓はまた別の場所にある、場所はもう分からない、とのこと。
お墓がいくつもあっても仕方ないから、墓じまいしたい、と言います。
場所が分からなければ墓じまいはできませんよね、、
人生100年時代、終活という言葉が一気に身近に感じられた出来事でした。
お墓って大変なんだな、、
夫はもちろん行ったことがなく、半ばあきらめモード。
でも、私は探したい。
まだお墓探しの旅は続きそうです。